シャッキー・チェン

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 激獣拳ビーストアーツの達人「拳聖」の一人で、激獣シャーク拳の達人。「シャッキーン!の中に修行あり とにかく頑張るシャーク拳 シャッキー・チェン」。

 絶海の無人島・青鮫島に住み、蛇行する川の終端に居を構える。その川を進む者に罠を仕掛け、激獣シャーク拳の取得に相応しいか否かを試す。

 鮫をそのまま人型にしたかのような姿の拳士(「獣獣全身変」を参照)。拳聖の中で最も若く、弟子をとったことがない。ドカリヤに身体を乗っ取られたことを悔やんでジャンを破門してしまうなど、若さゆえ思慮深さには欠ける。

 涙もろく、すぐに感動してしまう性格だが、普段は快活で屈託のない明朗な人物。その身体の頑丈さは尋常ではないとされる。テクニックや心より、並外れた身体能力から発揮されるパワーこそが大事だという信条を持っている。

 「シャッキーン!」の掛け声と共に、独特のポーズをとる。(声:石丸博也)

激獣シャーク拳(マスター・シャッキー)

 並外れた体力と頑丈な身体が習得の鍵となる拳法。刀術を主とするパワフルな拳法だ。

聖聖縛
 激気を織り上げて帯状にし、相手を縛り上げて自由を奪うゲキワザ。余裕の心と強力な激気あってこそのゲキワザであり、七拳聖全員が会得している。強度は太い鉄骨の3兆倍といわれる。
解説

 第4の拳聖として登場したシャッキー・チェン。ネーミングの元ネタはもはや説明不要の域だが、一応説明しておく。香港が誇るスーパー・スター、ジャッキー・チェン氏だ。

 これまで登場した拳聖の中で、モチーフとなる人物が最も若年なのは、バット・リーであるが、ここではシャッキー・チェンが拳聖の中で一番若年と設定された。この若い拳聖のイメージは、正に「ジャッキー・チェン映画」黎明期のイメージに他ならない。「酔拳」や「笑拳」といったカンフー映画の傑作群が想起されよう。

 その「ジャッキー・チェン映画」でジャッキー・チェン氏の声を多く吹き替えているのが、石丸博也氏である。もはや「ジャッキー=石丸」と言っても過言ではないほど浸透しており、シャッキー・チェン役として、これ以上ない人選となった。

 石丸氏は、「マジンガーZ」の兜甲児役が特に有名であるが、少年から老獪な人物まで自在に演ずる実力で、数多くの役を演じるベテランだ。