激獣拳ビーストアーツの達人「拳聖」にして、ゲキレンジャーの師匠。「暮らしの中に修行あり 激獣拳とは日々よく生きることと見つけたり フェリス拳 シャーフー」。
心技体を現すとされるトライアングルをいつも持ち歩いており、その姿は猫のよう。その風貌から、ジャンには「猫」と呼ばれている。ジャンの「猫撫で」に弱い。
「暮らしの中に修行あり」がモットーで、弟子たちには、自ら考えて答えを導き出させる方針。
拳聖は「獣拳不闘の誓い」を立てており、本人にとって闘うことはタブーとなっている。若い時分は「モテモテ美青年」だったと自称。拳魔を封印する際に「ハンサムガイ」の姿を捨てたらしい(「獣獣全身変」を参照)。かつて同志であった拳魔・ラゲクは若い頃、シャーフーに言い寄ったことがあるという。
ブルーサ・イーが後継者に指名したのは、実はこのシャーフーであった。しかし、シャーフーは実力で勝るマクを推薦する。マクはそれを侮辱と感じ、臨獣拳創設を決意した。
「ネコふんじゃった」のメロディを、毛が逆立つほど嫌がるが、繊細なタッチで奏でるアレンジ曲には、和むようだ。(声:永井一郎)
猫の俊敏性と柔軟性を兼ね備えた拳法。あらゆる状況に置かれても、それを有効に活かす術を心得る。
- 倍倍分身拳
- 激気で巨大な分身を作り出す、超ゲキワザ。強大な激気を持つマスター・シャーフーならではの技だ。
- 聖聖縛
- 激気を織り上げて帯状にし、相手を縛り上げて自由を奪うゲキワザ。余裕の心と強力な激気あってこそのゲキワザであり、七拳聖全員が会得している。強度は太い鉄骨の3兆倍といわれる。
永井一郎氏の名演により、好々爺なイメージと頼れる師としてのイメージがうまくミックスされたキャラクターとして成立している。
「ゲキレンジャー」で特筆すべきは、司令官扱いのキャラクターがマスター・シャーフーと美希とに分散されている点。これまでも、司令官とその補佐というポジションは多々見られたが、拳法の師弟関係を除けば、ほぼ対等の立場(勿論役割はまるで違う)にある。
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