タブー

 臨獣ピッグ拳の使い手で、身体を包む脂肪で打撃系攻撃を緩和し、人間を喰らう為に行動する変わり者。

 大地の拳魔の「イキギモ」を探し出す使命を帯び、メレと共に行動するが、自らの食事への興味が専らであり役に立たないため、メレに半ば自由行動を許される。

 リンリンシーの姿では、豚のエンブレムを額にあしらう。この姿でも、口から火炎を吐くことが出来る。

 獣人態は、豚の顔を変形させた顔面と、豚の顔そのものの胸部が特徴で、肩部に中華風の文様を持つ。(声:広川太一郎)

登場

 修行その22「キュイキュイ!セレブとデート」

臨獣ピッグ拳

 豚のように脂肪を蓄え、その弾力で打撃系攻撃を緩和する。ソーセージ型の節棍を使い、何故か食事に関係するリンギを擁する臨獣拳。

火炎風
 口から火炎を発射し、相手を網焼きローストに仕上げるリンギ。瞬間的な殺傷力は低く、一般市民が熱がった程度。
暗黒香嗅
 胸部にある豚の鼻をフルに活用し、匂いをかぎ分けるリンギ。
腸詰爆弾
 ソーセージ型の節棍を振り回し、内臓された爆弾を連続で投げつける。
解説

 いわゆる普通のリンリンシーが久々に登場。リンリンシー態が出るのは、実にナギウ以来である。それ故か、ハードな味付けは皆無で、完全にコメディアンとしての登場となった。

 その愉快なキャラクターは、やはり広川太一郎氏によるところが大きい。「タブ」でなく「タブー」なのは、恐らく香港映画「Mr.Boo」が元ネタであり、主役の吹き替えが広川氏。広川氏の怪演はつとに有名であり、「~なんかしてあげちゃったりなんかして」等、名調子はタブーのセリフにも盛り込まれている。拳聖・拳魔並に豪華なキャスティングが印象的で、1話限りなのが惜しまれるキャラクターだ。