今回より、9つの世界のラストを飾る「響鬼」の世界。
平成ライダー中、最大の異色作にして問題作とされる「仮面ライダー響鬼」の世界とあって、その強い個性を引用した演出が多用される怪作になっています。
サブタイトルはオリジナルの法則に則ったもの。これに限らず、他のエピソードでも大なり小なり法則性を取り入れているのは周知の通りですが(「超絶」「第二楽章♬キバの王子」など)。
今回は色々と笑わせていただきました。オリジナルキャストの大幅導入や、「猛士」が完全に解体されて「音撃道」になる等、その魅力は枚挙に暇がありません。というわけで、今回は前置きをこの辺で切り上げ、早々に本編の紹介へと移りたいと思います。
オリジナルとの差異や、オマージュの説明といった内容は、本文中に盛り込んで紹介していきますので、ご覧下さい。
なお、ディケイドの世界では、パラレルなキャラクターをカタカナで表記しますが、元々オリジナル・響鬼でも鬼たちはカタカナで表記されている為、限りなくオリジナルに近いパラレルキャラクターという、独特の雰囲気を持っています。文中では、混乱しないようになるべく気をつけましたが、多少分かり難い点はご容赦ください。
響鬼の世界のやって来た士達。この世界での士の格好は、薄紅色の道着に。
響鬼にある和の雰囲気と、武道的な雰囲気を巧くシンボライズしたものになっています。劇中、この薄紅色の道着に関してはそれなりの説明が付けられてしまうのですが、基本的にピンクというイメージカラーのディケイドに合致させた色ということになります。
この響鬼の世界で、9つの世界を巡る士の旅は一応終わりということになるのですが、
「旅の終わりは、旅の始まりと言いますからな」
と栄次郎が言っていたらしい。
殆どギャグキャラになってしまった栄次郎ですが、それなりに含蓄がある為、ただのギャグキャラに堕す事はありません。石橋さんならではの存在感であるとも言えるでしょう。
さて、事は意外に素早く展開していきます。今回は色々とお遊びが盛り込まれているということもあり、テンポがかなり速いのです。
士、夏海、ユウスケが林道を歩いていると、魔化魍・カッパが出現。通常だと、ここで響鬼が登場し、この世界の主役ライダーであることをアピールしそうですが、今回はパターン破りで、何とアスムが頭以外鬼となって登場!
アスムは、オリジナル・響鬼における安達明日夢に相当するキャラクター。オリジナルでも一時期ヒビキの弟子になっており、それ以上にヒビキを生き方の指標としていた、真にヒビキの弟子と言える、本編における主人公的な少年です。
このスーツは、恐らくオリジナル最終話にチラッとだけ登場した「桐矢京介変身体」のものと思われますが、詳細は不明。まだ完全には鬼になれないという状況を、頭だけ残すという大胆な方法で表現しています。
なお、この頭だけ残すという手法は、元々オリジナルでは、変身解除時に全裸になってしまうのを防ぐ為のテクニックとして使われていましたが、この世界では変身解除=全裸という図式をそのままギャグにしてしまっているので、このような形に転用出来たわけですね。
士は、苦戦するアスムを見かねてディケイドに変身。
下駄を飛ばして牽制するという茶目っ気が秀逸ですが、ここでいきなり書き文字が!
これ、オリジナル・響鬼の演出手法に対するオマージュです。しかし、ここでは殆どギャグとして使われています(笑)。
「少年、本当の戦い方ってヤツを見せてやるよ」
と士。「少年」という呼称は、オリジナル・響鬼でヒビキが明日夢を呼ぶ時の呼称であり、この辺りにもオマージュ(というよりパロディ?)精神が横溢しています。
すばしっこいカッパに翻弄される士は、「KAMEN RIDE KABUTO」でカブトに変身。すぐさま「ATTACK RIDE CLOCK UP」でクロックアップを発動し、「FINAL ATTACK RIDE」でライダーキックを炸裂させます。
前の世界で得た力を次の世界で披露するという不文律は、ちゃんと果たされることになりました。
巧いことに、士は一旦アスムを響鬼だと誤解します。要するに士もパターンにとらわれていたわけです。アスムはそれを否定し、響鬼は自分の師匠だと言います。
アスムに案内され、ヒビキの元にやってくる士達。ヒビキは怠惰な感じの中年優男といった風体で、視聴者の固定観念をバッチリ打破してくれます。
このヒビキはデビット伊東さん。この配役に私なんかは随分と驚いたのですが、視聴後はこんな響鬼もアリだと、キャスティングの慧眼に感心しました。かなり名の売れた俳優・タレントの起用、やや年齢が高いといった点は、オリジナルにおけるキャスティング(細川茂樹さん)へのオマージュと言えるでしょう。
なお、オリジナルのヒビキは飄々とした雰囲気が特徴で、普段は割とのんびりしているように見えますが、人知れず己を鍛えているというストイックな人物として描かれており、今回のヒビキとは表層的に似通った部分がないわけではありません。
ヒビキは士の道着を見て、
「その薄紅色の道着、音撃道伝説の師匠が来ていたもの」
と語ります。「音撃道」とは、清めの音によって魔化魍を倒す武道であると説明され、オリジナルの組織的運営形態を、武道・流派という形で再構築した「リ・イマジネーション」の結果として提示されます。これにより、最低限のキャラクター配置で、組織的な大きさもある程度感じさせるという効果をあげています。
士は、自分を師匠の上の大師匠だと称し、調子に乗ります。これはいつものことですが、細かくツッコミを入れるユウスケが、コメディ編を予感させます。
そうこうする内に、魔化魍・バケネコが出現したとの報がアスムに入ります。アスムは当然ヒビキに出てもらいたいのですが、当のヒビキは魔化魍退治を士に託してしまい、
「俺は寝るのが忙しいんだよ」
と昼寝の続きをし始めてしまいます。
「ダメライダーってのも居るんだな」
と士。大師匠を自称したことで、魔化魍退治を押し付けられた格好です。
現場には既に、音撃道斬鬼流師範・ザンキが到着していました。ザンキはオリジナル通り松田賢二さん。もうすっかり平成ライダー常連のようになってしまいましたが、この人が出ると何故か嬉しくなってしまいます。
オリジナルキャストのトドロキ(川口真五さん)がザンキを紹介し、多数の弟子達が一斉に捌けていくコミカルな演出が光ります。トドロキはオリジナルでもザンキの弟子でした。残念ながら、オリジナルではザンキは途中で死んでしまうのですが、あまりに強烈な印象を残して人気も高かったので、今回はメインのライダーの1人としての登場となったようです。
書き文字も炸裂!
そして、そこに音撃道威吹鬼流師範・イブキも登場。イブキもオリジナルキャストの渋江譲二さん。爽やかな魅力は相変わらずです。
オリジナル・響鬼随一のイケメンライダーという趣を誇張しまくり、変身を女性の弟子が見守るという構図が可笑しい。弟子の中にはオリジナルで天美あきらを演じた秋山奈々さんが、ほぼ同じキャラクターであるアキラを演じています。オリジナル通り、イブキの弟子ですね。
斬鬼と威吹鬼という組み合わせだけでも嬉しいのに、しっかり必殺技を披露するのがなお嬉しい。
雷電斬震!
疾風一閃!
必殺技の書き文字は都合によりキャプしておりません。悪しからず...。
こうして見ると、オリジナル・響鬼は複数ライダー制をとりつつも、それぞれのキャラがしっかり立っていたことに驚かされます。その点で苦悩するシリーズが多い中、響鬼におけるライダーの描き分けといった細部のこだわりは、一際成功していたわけです。
そして、残った一体のバケネコをめぐり、
斬鬼「どけ!こいつは俺の獲物だ!」
威吹鬼「いいえ私のです!」
斬鬼「この軟弱者が!」
威吹鬼「汗臭いんですよ!」
と喧嘩勃発!オリジナルの鬼達の一致団結振りとは異なり、流派での対立があることを匂わせます。「軟弱者」「汗臭い」の評が可笑しすぎます。失礼ながら、あまりにイメージそのまんまなので、心の中で大笑いしてしまいました。
見かねた士は、ディケイドに変身してバケネコを追跡します。ここでまた書き文字が。
「写」って何だよ(笑)とツッコミたくなるのも束の間、「FINAL ATTACK RIDE」で早々に逃げたバケネコを倒してしまいます。
そんなディケイドを見た斬鬼は、
「お前か。世界の破壊者ディケイドというのは」
と問います。いつものパターンですが、変身を解除した士は、
「いや、俺はお前らの大師匠らしいぜ」
という変な反論を弄します。もはや言い訳すら放棄しているのが可笑しいですね。
ここで斬鬼と威吹鬼も変身解除。変身が解けると、弟子たちが横断幕で隠して着替えさせるというユーモラスなシーンが。
アスムの所でも触れましたが、オリジナル・響鬼には、基本的に鬼に変身した後、その変身を解除すると全裸になる設定があり、今回はそれを面白おかしく踏襲しているわけです。こういう小ネタを挟みつつ、会話は進行。このテンポの良さは芸術的です。
ザンキ「何だと?」
イブキ「面白い人だ。おまけにその美しい顔立ち。我がイブキ流に相応しい」
ザンキ「イブキ、この男を引き込むつもりか」
イブキ「フッ、人聞きの悪い。ご招待ですよ」
オリジナルのザンキは、ちょっと変わり者っぽい雰囲気がありつつも、ストイックで弟子思いの優しい男という印象でしたが、ここでのザンキは血の気の多い、文字通り汗臭いスパルタ師匠といった雰囲気です。それでも、オリジナルのザンキとあまりイメージがぶれていないのが面白いところ。
一方で、オリジナルのイブキは、優秀で由緒正しい家系の鬼でありながら、少々シャイな感じが魅力のキャラクターでしたが、今回は大胆に軟派で柔らかい雰囲気の師匠という感覚に改変されています。劇場版に戦国時代のイブキが登場しましたが、むしろそちらの方に雰囲気は近いかも知れません。
「どうですか?一緒にティータイムでも」
とイブキに誘われた士は、
「悪くないかもな」
と誘いに乗り、イブキ流の大勢の女性弟子に連れられて行きます。そんな士に、ユウスケは、
「士ぁ!羨ましいぞ!」
と叫ぶのでした。
すかさず夏海は、
「ユウスケ」
と牽制。
「はい...」
と素直に黙るユウスケが可愛らしいです。立場は完全に士>夏海>ユウスケになってしまっています。
その後、アスムは一人山奥で音撃棒の稽古をしていました。そこにヒビキがやってきて、
「やめろやめろ。疲れるだけだ」
と言って、稽古道具を放り捨ててしまいます。ヒビキは最近、アスムを真っ直ぐ見てくれなくなったというのですが...。
しかし、こんなヒビキでも、やはり鬼の一人であり、物影から「巻物」の在りかをうかがう海東を、ディスクアニマルを投げつけて牽制するというキレの良さを見せます。
「おじさんのクセに、隙がないな」
という感想を抱く海東。ヒーローを「おじさん」とはっきり呼ぶのは「月光仮面」以来か(笑)?
ともあれ、ヒビキが居る限り、海東の狙う「お宝」は入手出来ません。
ヒビキは海東の存在を確認すると、直ちにアスムを破門し、海東の弟子になれと言って立ち去ってしまいます。はっきり言って場当たり的で無茶苦茶なのですが、ヒビキは一刻も早く、アスムに鬼を諦めさせなければならなかったであろうことが、後で判明します。
海東の狙うもの。それは、音撃道三つの流派に伝わる巻物に記された、ある宝。逐次場面を転換し、その三つの流派と巻物について語られていきます。
まずはイブキと士の会話から。このサロンっぽい雰囲気が笑いを掻き立てます。
イブキは、自分が音撃道の頂点に立ち、三つの巻物を手に入れて宝を得るという野心を抱いています。それを聞いた士は、
「だいたい分かった。まずは斬鬼流でもつぶすか」
と、いきなりの過激発言。もしかすると、海東が狙うだろうという予測があったのかも知れません。海東の邪魔をするのは、士の旅の楽しみの一つでもあります。
そして、アスムは巻物のことを海東に説明し、ずっとヒビキの弟子でいたかったと話すのでした。パッとしない少年だったアスムに、鬼になる才能を見出したヒビキだけが、アスムを認めてくれたと感じていたのでした。
海東は、アスムが言いたい事を殆ど空返事で聞き流しており、斬鬼流と威吹鬼流の巻物を奪うと言い始めます。そんな事は無理だというアスムに、
「やる気さえあれば、不可能なことなんて、この世にはないと思うけど」
という海東。勿論、アスムとヒビキの師弟話を聞いた上での発言ではなく、ただ単にトレジャーハンターとしての自分の信条を述べただけですが、アスムは、ヒビキも同じようなことを言っていたと感銘を受けてしまいます。
「まずは動かないとね。動けば何か始まるさ。少年君」
と海東。皆がアスムを少年と呼んでしまうのが可笑しいです。
この、海東とヒビキが微妙にリンクしていくあたり、海東=ディエンドを士=ディケイドの敵として位置づけるだけではなく、もっと魅力あるポジションに置こうとする姿勢が感じられます。海東の笑顔には他意がなく、ある意味無邪気ですから、それも当然ですね。
一方、ザンキの道場では...。
トドロキが稽古中にアキラの写真を落とし、ザンキに見つかってしまう場面が。
「自分は、片思いなだけっす。禁断の愛っす」
「たわけ!」
トドロキが顔を赤らめる過剰な演出で笑いを誘っておきつつも、オリジナル・響鬼におけるトドロキとあきらを大胆に利用して、「ロミオとジュリエット」を作ってしまう発想が凄い。オリジナルでは2人にこんなシチュエーションは見られず、トドロキは普通に他のキャラクター(夭逝した神戸みゆきさん演じる立花日菜佳)に思いを寄せていました。あきらは当時中学生でしたし。
そこに、海東が「道場破り」を名乗って現れます。逸るトドロキを投げ飛ばしたところで、
「僕の腕を、買ってもらえないかな」
と言う海東でしたが...。
さて、アスムは再度弟子にしてもらおうと、ヒビキの元へやって来ます。しかし、ヒビキは鬼を引退し、自分の代で響鬼流は終わらせると主張し、アスムの言を頑なに聞き入れません。
そこに、魔化魍・テングが現れます。アスムを守る為、ヒビキは一旦変身アイテムである音角に手をかけますが、変身をためらって逃げの一手を打つことに。居合わせたユウスケは、ヒビキを助けようと飛び込んでいきます。
すると、ユウスケと一緒に居た夏海の前に鳴滝が現れ、
「ディケイドが全ての旅を終えた時、世界は破壊される」
と夏海に告げます。夏海は、
「そんな。私は、ディケイドが9つの世界を旅したら、世界は救われるって聞きました」
と反論しますが、鳴滝は、
「君は何も分かってない。何も...」
と苛立ちを押さえつつ静かに答えるのみ。鳴滝の出番はここだけで、何の為に出てきたのかはよく分かりませんが、一応9つの旅の最後だということを印象付けました。
ユウスケは、遂にクウガに変身してテングと戦います。
何だか、ユウスケが変身すると嬉しくなりますね。書き文字もサービス!
ところが、クウガはテングのパワーに劣性気味。電王編といい、あまりいい所を見せられません。
ヒビキは、何かに苦悶しつつも変身します。この音角の静かで怪しげな雰囲気、私は大好きです。
勿論、書き文字も登場。ヒビキが弄っていた野花があしらわれています。
響鬼は見事な体術で牽制し、テングに音撃鼓・火炎鼓をセット。音撃棒・烈火を取り出し、火炎連打の型を構えます。
火炎連打の型で見事テングを撃破するも、突如苦しみ出す響鬼。その姿は、恐ろしい怪物に変貌してしまいます。
この牛鬼、響鬼のデザインを基本とし、猛牛のエッセンスを取り入れて、鬼の雰囲気を妖怪的なベクトルに拡大した意匠になっており、非常に説得力のあるものになっています。しかも、ディケイド・オリジナルの一体なので、響鬼の世界における最強の敵でもあるのです。主役ライダーでありつつ最強の敵というところが凄いですね。
ヒビキ周辺は緊迫していますが、ザンキとイブキ周辺では、ややユルい展開が続いています。
まず、イブキの元にザンキからの果し状が送られて来ます。内容は、秘伝の巻物を賭けての勝負というものでしたが、果し状にはディエンドのシンボルが。士は海東の企みを確信し、ザンキの元に同じような果し状を送り付けるのでした。
ヤル気満々の師範達でしたが、一方で一番弟子の2人は、音撃道の行く末を心配していました。
アキラ「内輪もめを繰り返していては、音撃道に未来はありません」
トドロキ「自分も同感っす」
いやぁ、もうオリジナル放映から4年近く経過しようとしてますが、お二人とも全然変わってませんね。オーラ的なものは増していますけど。
そして、果し合いの開始。師範同士の激戦になるのかと思いきや、
「お願いしま~す」
と軽すぎるイブキ(笑)。
「助っ人ならこっちも居るぞ」
とザンキ。
果し合いは、結局士と海東の対戦になるのでした。
道場同士の諍いを、用心棒による代理戦争に向かわせるというのは、スポ根モノにおけるコメディの常套手段ですが、巧く取り入れたものです。それでいいのか師範達、とツッコむのが正しい見方ですよ。
途中、ディエンドは「ATTACK RIDE INVISIBLE」で透明化し、巻物を盗んでしまいます。
「武道家のクセに、脇が甘いんだよね」
と海東。元々混乱に紛れて巻物を入手することが狙いだったのでした。
更に海東は、目的を達成したことで早々に立ち去ろうとし、戯れに、「KAMEN RIDE DEN-O」で電王ソードフォームを呼び出し、「FINAL FORM RIDE」でモモタロスに変化させます。
電王編でデンライナーへの「FINAL FORM RIDE」のカードを持っていた海東ですが、結局「FINAL FORM RIDE」のカードはデンオウモモタロスになってしまったようです。
書き文字もサービス!
このモモタロス、関俊彦さんが声を担当し、性格等も含めてオリジナルを完璧にコピーしたものとして登場。ディエンドが作り出すいわば「人形」なのですが、もうオリジナルのモモタロスにしか見えません。それほどモモタロスの個性は強烈だということでしょう。
「何だい何だい、鬼だらけじゃねぇか。ああ、気色悪!」
とモモタロス。自分も赤鬼みたいなものですから、完全にギャグキャラとして出されたのが、このセリフから伺えます。海東は、
「鬼合戦の始まりだ。じゃあね」
と余裕の退散。弟子達も交えて大乱戦が始まってしまいます。
その頃、アスムはヒビキを探し回っていましたが、モモタロス、威吹鬼、斬鬼、ディケイドの乱戦を目撃します。そこに更に牛鬼が現れ、更なる混乱をもたらします。牛鬼を見て、「伝説の魔化魍」だというアスム。
モモタロスは牛鬼に驚き、木に頭をぶつけて消滅。斬鬼と威吹鬼は、牛鬼の突進で変身を解かれてしまいます。ここでも素早く横断幕が出てくるのが可笑しく、緊迫感のある状況とのコントラストが見事です。
「牛には闘牛士か」
と、何を思ったか士は「KAMEN RIDE RYUKI」で龍騎に変身。ライドブッカーから赤い布を出現させて、闘牛士の如く牛鬼を煽るところで終了。
龍騎にスパニッシュな雰囲気があっただろうか、と一瞬悩みましたが、まぁ雰囲気的に闘牛士っぽいかも...ってやっぱり納得出来ません(笑)。まぁ、騎士的なフォルムなので、一番ヨーロッパ風かな、と無理矢理納得。
さて、絢爛豪華な響鬼編の後編はいかに?
非常に楽しみです。
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