第7話「超トリックの真犯人」

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 ミステリー調で進行しつつ、鎌田が真犯人だということはバレバレで、しかも「トリック」どころか、単に人間には理解できない手段での殺人事件。

 そして、怪しさ全開の鎌田が、実はアンデッドだったという衝撃の展開を用意し、全体的に色んな意味で拍手拍手な回でした。


 面白かったという意味ですよ、勿論。


 神崎士郎が関係していないにも関わらず、オーディンがオリジナル同様、余裕たっぷりでバトルに臨む様子や、オリジナル・龍騎では切り札的存在の(というより、世界観の礎を担っている)「TIME VENT」の登場、その「TIME VENT」を使った謎解き。

 オリジナル・龍騎が有していた数々の要素を、パズル的に再構成して見せていく様は圧巻でした。特に、士とシンジ以外が何も知らずに終わってしまう展開は、オリジナル・龍騎の最終話を彷彿させました。オリジナルでは、事の顛末を知る人物は神崎士郎のみでしたが。

 また、龍騎世界の主人公2人の関係が、士とユウスケの関係と対比されて描かれているところが巧みで、初めて主要人物の死が描かれなかったのもポイントです。


 ただ、ちょっと尺不足というか、説明をセリフに頼ってしまう部分も多かったように思います。

 その代わり、印象的なセリフも多かったわけですが。


 その辺りも踏まえつつ、今回も見所を中心に追ってみます。

 冒頭は、前回のバトルの続き。士=ディケイド VS レン=ナイトです。

 シンジは押されるレンを見て「いいザマだ」と言うのですが、士が必殺技を繰り出そうとしているのを見て、


「こいつにとどめを刺すのは、俺だ!」


と士を止めます。士は、龍騎がシンジであると気付き、


「お前、シンジか?戦いたくなかったんじゃないのか」


と問うのですが、シンジは、


「ああ。だがこの人が教えてくれたよ。人間なんて結局、みんな一人ぼっちで自分勝手なんだって。だから、戦うしかないって」


と答えます。

 後から判明することですが、レンもシンジも実は互いを心底必要なパートナーだと思っており、シンジのこのセリフは、いわゆる「憎さ百倍」という感覚から発生したものと思われます。


 そこに、鎌田=アビスが登場。


「すいませんね、皆さん。短い時間で結審するのが、今の裁判ですから」

仮面ライダーアビス

 このセリフ、来るべき裁判員制度を茶化してるようですね。


 アビスの攻撃で、3人は現実世界に戻ります。

 アビスが強すぎるとは士の評。


「ホントにただの副編か?」


とその存在自体を怪しみ始めます。

 シンジはレンに、ライダーになった訳を聞く為に詰め寄るのですが、レンは語らず。


 その後、ダメージを抱えたままフラフラと歩いていたレンは、鏡の中にオーディンを見つけ、


「今度こそ、見つけてやる!」


と変身。

レン

 オリジナル・龍騎におけるナイト=蓮は、恋人を救うという唯一つの目的の為に、ライダーバトルに臨んでいましたが、この世界のレンもまた、一つの目的の為にライダーバトルに参加しているのです。

 私は、レンがジャーナリストであるという性格上、てっきりライダー裁判なる制度を廃止させる為に戦っているのだと思いましたが、そうでなかったことに、逆に感心しました。

 「バトルをやめさせる」という目的はオリジナル・龍騎における真司が持っていたものであり、龍騎のトータルイメージとしては、役割の入れ替えが行われなくて正解でした。


 ライダーバトルが世間に認知されていて、制度的に普通に成立しているという世界観は、オリジナル・龍騎における「死ぬか生きるか」というテーマから乖離しています。

 しかしながら、そのテーマを捨てたことで少し「ヌルい」感じが漂い、結果的に「実際に殺人を働いた鎌田」だけが、絶対悪として描写されることになったわけです。


 さて、栄次郎は例の地鶏を料理し、士達に振舞います。

光写真館にて

 あの地鶏が「TIME VENT」関係の有効な小道具になっていくとは、この時点では想像がつきません。

 なお、今回「ここ、喫茶店じゃありませんでした?」というお約束(?)はありませんでした。


 シンジは真犯人がレンだと主張。確かに偶然居合わせていたのは怪しいと同調する士。

 しかし、実際にレンに会ったユウスケは、レンが真犯人だとは思えず、また何故、今頃玲子を殺害したのか納得できない様子。

 シンジは、ユウスケにレンの何を知っているんだと声を荒げるのですが...。ユウスケには「人を見る確かな目」があるようです。


 一方その頃、夏海は例の悪夢を思い出し、ライダーバトルに士が参加することを懸念していました。

 すると、突如夏海は別の世界に誘われ、そこで鳴滝と会うことに。


「この世界、時代では、会うのは初めてかな」


と鳴滝。意味深なセリフですが、これを謎として過度に期待しないほうがいいかなぁ、と個人的には思ったり。


「ディケイドは危険だ。君を死なせるわけにはいかない。私なら、今すぐに君を自由にできる」

鳴滝と夏海

「必要ないです。士君達が助けてに来てくれる」

「ディケイドはライダーバトルの中で悪魔に目覚める」

「あんなの、私が見たただの夢です。士君は違う。悪魔なんかじゃない。ユウスケも居る。きっと...」

夏海

「まぁいい。ディケイドによってこの世界も壊される」


 鳴滝は、夏海に死んでもらっては困るらしい。

 また、夏海がディケイド=士を信用出来なくなったならば、それこそ鳴滝の思うつぼであるらしいことも分かります。

 しかし、夏海はこの時点で士の内面の優しさを信じており、さらにユウスケの存在が、士の制動役を果たすであろうことを直感しています。


 龍騎の世界に戻った夏海は、面会を告げられます。

 この警官が怖いのですが、「ウルトラマンネオス」に出ていた森田猛虎さんじゃないですか。


 夏海への面会者は士達。

 士とシンジは鎌田を呼び出しており、「真犯人がレンだと判明した」のを受け、シンジはライダーバトルの中断を申請すると言います。


「真犯人が見つかったんなら、私は自由なんですね」


と夏海。


「あぁ。危険なお前が、再び世に放たれるというわけだ」


と士。楽しそう。


「士君!」


と夏海は怒り始めますが、まだ笑いのツボは使えません。

 一人、ユウスケが、


「いや、ダメだ。レンさんが真犯人だと、俺には思えない」


と言います。

 レンの「すべて壊した」と言った時の顔が、自分の知人に似ていたというユウスケ。

 ニュアンスからして、士のことであるのは明白です。

 「破壊者だからな」と「すべて壊した」が重なって見えたということなのですが、士は自虐的発言、レンは自分のステップアップの為に選んだ道に対する後悔を源とする発言であるからして、両者のニュアンスは随分違うように思えます。

 ちょっと強引と言えば強引ですな。


 そして、話題のレンはオーディンにバトルを挑んでいました。

 ナイト VS オーディン。腕組みしつつ瞬間移動で翻弄しまくったり、「FINAL VENT」を受ける時すら腕組みしつつ余裕で構えている様子は、オリジナルのオーディンのイメージに忠実です。

仮面ライダーオーディン

 ただ、このオーディンは当然神崎士郎の傀儡ではなく、事件関係者の一人なわけで。

 たまたまこういうバトルスタイルをとる人だったと考えると、何だか笑ってしまいます。


 レンは苦戦しつつもオーディンを撃破し、所持していたカードを手に入れます。

 その中には「TIME VENT」が。

TIME VENT

 「ああ!」と、ここで全てが氷解しました。

 レンの目的が何だったのか(ただし私は、この時点ではレンが真犯人を見つけたいのだと思っていた)。何でここでオーディンが出てきたのか。


 オリジナルでも、「TIME VENT」はオーディンの所持するカードでしたから、納得です。

 オリジナル・龍騎を視聴した方ならば、ここで物語の仕掛けが理解できた筈。未視聴の方の為に「過去に戻る能力を持つカード」という説明もちゃんと入ります。


「また戦ってたのか、この人殺し!」


とレンをなじるシンジ。

 しかしレンは、「TIME VENT」のカードを入手したことで、ようやくライダーバトルに参加した真の目的を語り始めます。

 ここでの「人殺し」は、ミラーワールドにおけるライダーバトルの勝利者を称してのものではなく、玲子殺しの犯人という意味です。このあたりの構成が、ちょっと分かりにくい。私は一瞬、ライダーバトルでの敗北が死に直結するもんだと思ってしまいました。


 レンはあの日、3年振りに玲子に呼び出されており、その理由も「大事な話がある」というものでした。

 つまり、レンは玲子が何を言おうとしていたのかを知りたかったのです。

 レンにとっては殺人事件がどうであろうと関係なく、その場で直接玲子の言葉を聞きたかっただけ。


 このシンプルな理由、オリジナルの蓮(「恋人を助ける」という目的を持つ)に通ずるところがありませんか?


 実は、ユウスケは事前に、真犯人が今度はレンの口をふさぎ、罪を着せるだろうと予測していたのです。

 ということで、待ち構えていた士は、現れた鎌田=アビスに戦いを挑みます。つまり、レンは「泳がされていた」のでした。

仮面ライダーディケイドと仮面ライダーアビス

 もう既に、視聴者にはバレまくっているのですが、一応鎌田は否定します。


「俺は人を信じることが出来ない。人の痛みを感じることも。だから、ユウスケが信じることを、俺も信じるだけだ。あいつは優しいだけが取り柄のバカだからな」


と士。ユウスケが、士の喪失しているエモーショナルな部分を受け持っていることが分かります。


 鎌田は、


「お前達は大事なことを忘れている。私はあの時離れたビルに居た。ライダーにもなっていない私が、どうやって桃井編集長を手にかけたというのだ?」


と言ってアリバイを主張。とりあえず推理モノのような進行を見せてくれますが、「離れたビルに居た」ことや、「ライダーになっていない」ことを一体どの第三者が証明してくれるのでしょう(笑)。言ってもしょうがないことですが、ミステリーとしては大穴だらけですな。一応目撃者は、あの回想シーンを見せられた視聴者ということになるのかな。


 ここでレンの真意を知ったシンジは、ダメージを被ったレンの代わりに、「TIME VENT」で過去に舞い戻る決心をします。

シンジ

 龍騎が「TIME VENT」を使うという、オリジナル・龍騎を知る者なら「おっ!」と思わず言ってしまうシーンです。しかし、「TIME VENT」があるんなら、裁判なんて要らんよなぁ(笑)。


 「TIME VENT」で事件当日に舞い戻ったシンジと士は、玲子と夏海の会談現場に飛び込んで来ます。その騒ぎに驚き、レンも登場。このレンは「TIME VENT」で戻ってきたレンではなく、玲子や夏海と同じ時間軸のレンです。

 飛び込んできた勢いで、士は夏海を突き飛ばしてしまい、夏海は気を失ってしまいます。一応、このシーンが終盤のギャグに繋がるのでお忘れなきよう。

 士が編集部の窓から外を覗くと、人間にあらざる能力で玲子の首筋を狙い撃つ鎌田の姿が!

鎌田

 間一髪、士とシンジに助けられたことにより、事なきを得た玲子は、シンジとレンに、レンを呼び出した理由を語り始めます。


「レン、そろそろ戻って来てもいいんじゃない、って」

玲子とシンジ


 士は早速鎌田の元へ行き、


「人間技じゃないだろ、こんなトリックありかよ」


と詰め寄ります。

士と鎌田

 しかし、未来の鎌田が「TIME VENT」の流れに便乗して現れ、過去の鎌田と融合します。

 過去の鎌田が驚く様子が面白いですね。何があっても驚かない人物だと思っていましたが、意外でした。


 人間のふりをしてこの世界に潜り込んだ鎌田は、正体を玲子に気付かれそうになった為、彼女を「殺した筈だった」と言います。このあたり、ライダーの存在に気付くオリジナル・桃井に通ずるものがあります。

 鎌田はアビスに変身し、士に襲いかかります。バトルの場がミラーワールドでないことに注目。


 このあたりは同時進行でシーンがコロコロと変わります。


 今度は玲子達のシーン。

 玲子は、行き詰まりを感じていたレンに、一度社外に出てみてはと提案したといいます。

 レンがシンジに何も言わず出て行ったのは、こういう理由があったわけです。レンはシンジの写真に嫉妬しており、どんな記事を書いてもシンジの写真に負けている気がしていたのだと言います。

 しかし、レンは外に出て、結局シンジと組んだチームが最高だったと気付いたのです。それは、シンジも同じ気持ちでした。


 2人の「最高のチーム」再結成を見た玲子は、早速取材ネタの話をし始めます。


「この世界に、人間以外の者が入りこんでる。副編集長の鎌田も、その一人かも」


と玲子。

 同時に夏海が目を覚まし、士の名前を口にした時、シンジは突如思い出したように士の元へ走ります。


 シンジは、今度こそ戦うつもりで士の元へやってきました。

 変身せずに、アビスハンマーとアビスラッシャーに立ち向かう2人。初めて本格的に生身アクションが登場したことになるかな。

士とシンジ、仮面ライダーアビス

 鎌田は、


「ここはミラーワールドではない。ここで負ければ、命はない。そんな戦いで、俺に勝てるか?最も力の強い者が判決を下す。それがお前達の定めたことだ。この場で私が、死刑を申し渡す」


と言って、その力の程を見せ付けようとします。

 やっとこさ、ミラーワールドでの敗北が命に関わらないということが示されます。

 結局、その描写は具体的に示されることなく、説明台詞で片付けられてしまいました。

 敗北者が死なないという描写は、ベルデが受け持っていましたが、あれじゃ足りません。「爆発しても生きている」という描写がないと。


 シンジは、


「僕は、一人で戦ってるんじゃない!」


と鎌田に答えます。一人称が「僕」になってしまったのは残念。他のシーンでは「俺達」と言ってましたよね。


「バカな。人間はみな、自分の為に戦うのだ」


と言う鎌田に、今度は士が、


「俺達は時に、自分一人の為に戦う時もある。この手で。だが、この手で相手の手を握ることもできる。そん時は俺達は、弱くても、愚かでも、一人じゃない!」


と熱いセリフを。

 とってもいいセリフなんですが、士のキャラクターが「弱い」「愚か」というキーワードに今ひとつハマらない為、ちょっとインパクトが薄いですね。


「今は、僕達がチームだ!」


とシンジが宣言したところで、ダブル変身!

士とシンジ

 本来、2人の変身ポーズはまるっきり違う筈なのですが、腕の見かけの角度なんかがバッチリ揃っていて美しいですね。


「貴様、何者だ」

「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」


のお約束もちゃんと披露してくれました。


 鎌田=アビスは「FINAL VENT」を繰り出して士とシンジに猛攻撃を仕掛けます。

仮面ライダーディケイドと仮面ライダー龍騎 仮面ライダーアビスのFINAL VENT

 サメ型ミラーモンスターの合体なんでしょうね、これ。

 一旦川に飛び込んで、別形態になって現れる様子が、なかなかのカッコ良さ。


 これを受け、これまたお約束の、


「ちょっとくすぐったいぞ」


が登場!

 「FINAL FORMRIDE」でドラグレッダーに変形する龍騎。変形直前の形態が、オリジナル・龍騎のフル装備とほぼ同じなのが高ポイント。

仮面ライダー龍騎

 ミラーモンスター同士(このドラグレッダーはモンスターじゃないけど)の激突!

ドラグレッダー VS 仮面ライダーアビスのFINAL VENT

 そして、「FINAL ATTACKRIDE」はドラゴンライダーキックそのもの!

仮面ライダーディケイド

 必殺技が決まり、爆発するアビス。

 しかし、鎌田は無事でした。緑の血を流しながら、無表情のまま突っ立っています。不気味です。

 鳴滝が現れ、鎌田がハートのカテゴリーK・パラドキサアンデッドであることを告げます。

鳴滝と鎌田

 次なる世界である剣(ブレイド)の世界と、キャラクターでリンクさせてきましたか!

 ライダーバトルで圧倒的な強さを誇っていたり、「私には勝てませんよ」と絶対の自信を覗かせていたりといった、彼の行動も、これなら納得です。

 現実世界で負ければ命はないと言いつつ、負けても生きているのはアンデッドだから。これも巧い。

 何でサメなのに「鎌田」なんだろうと思っていましたが、パラドキサ=カマキリだからなんですねぇ。


 パラドキサアンデッドは、オリジナル・剣では既に封印済みのラウズカードとして登場しました。カリス=始=ジョーカーの持つカードでしたね。

 封印前を登場させるとは、なかなかサービスが効いています。


「この世界の実験は終わりだ。そろそろ行くとしよう。ディケイド、この世界もお前によって破壊されてしまった」


と言って、鳴滝は笑いながら別の世界へと飛んでいきます。

 「実験」という言葉が出てきましたが、まだまだ鳴滝の真意は分かりません。とある世界の「モンスター」を、別の世界に送り込むという実験でしょうか。

 で、ディケイドによって破壊されたのは、一体何だったのか。

 レンを疑ったまま、シンジが龍騎としてライダーバトルの勝利者となるという筋書きか。


 さて、士とシンジ以外真相を知らないという、かなりお気楽なハッピーエンドになった今回。


「さっきはよくも突き倒してくれましたねぇ、士君」

笑いのツボ

 今回の「笑いのツボ」は、延々と士に殺人犯扱いされた仕返し...ではなく、突き飛ばされた仕返し。

 何ともライトな感覚です。


 そして、「TIME VENT」の効果を象徴するシーンが。


「今日から龍騎の世界か」


とユウスケ。前回の冒頭です。

 ところが士は、「龍騎の世界は後にする」と夏海に告げており、


「もう用事は終わったんだよ」


と言います。話の構造自体を使ってギャグにしています。巧い。

 そして、ユウスケ自身は撮られた覚えのない写真を見せる士。


「最高のチームの写真だろ?」

最高のチーム

 この写真、上段は士が撮ったもの。下段はシンジが前回撮ったもので、現像の際に変な具合に紛れ込んだのか、両方が同じフレームに納まっています。

 死者がない為、今回は二重に浮かび上がるという描写がありません。


 更に「TIME VENT」関係のギャグは続けられ、


「お前、ローストチキンにされちまうぞ」


と士は暴れる地鶏を逃がします。栄次郎は、


「え?何で君がそんなこと知ってるんだね」


と不思議顔。キバーラは時空を超える存在らしく、真相を知っているかのような振る舞い。


 犯人まる分かり、殺害方法にトリックなどあったものではない、クウガの時鳴滝がちょっとだけ見せたタイガはどうなったの、とか、ツッコミどころ満載だった龍騎の世界。

 しかし、(タイガを除く)これらの要素は、多分狙ってやったものと思われます。

 沢山のライダー、ライダーバトル、ミラーワールド、ジャーナリストというキーワードから再構成した物語としては、トリッキーで完成度も高かったですし、2話分でまとめていくという難題を、巧く解決していると思います。

 それに、何と言っても鎌田役の入江雅人さんの怪しさ!これに尽きます。アンデッドということで、勿論次の世界にも登場する筈ですから、大いに期待したいと思います。


 そして栄次郎は、また不注意で新しい背景スクリーンを落とします。


 次は剣(ブレイド)の世界です。

剣の世界

 私自身に苦難が待ち受けています。

 実は、「仮面ライダー剣」って、かなり適当にしか見てなくて、物凄く記憶が薄い。

 とりあえず、あまりマニア向けになっていないことを祈りつつ...。