宇宙戦士バルディオス。メジャーとは些か言い難いロボットアニメではありますが、80年代の空気を代表するコンテンツではあると思います。
ストーリー(とか劇場版で完結したりとか)がイデオンに似ている、主人公の風貌が回によってはゴッドマーズに似ている、世界観とロボットの荒唐無稽さがマッチしていない…等々、色々とあるにはありますが(実際はイデオンもゴッドマーズも本作より後なんですけどね)、異様に格好良い羽田健太郎先生の手による主題歌や、多数の小技が仕込まれた合体バンク、じっくり描かれた敵との微妙なロマンスといった各種要素は、今なお魅力的です。
主人公ロボのバルディオスは、初登場が4話と遅め。
3台のメカが合体する設定でしたが、各メカが複雑怪奇なギミックで変形する設定のため、当時のトイは忠実なギミック再現を念頭に置いた傑作ではあったものの、プロポーションに難がありました。
バンダイから発売されたプラモデルの方では、当然ながら(?)大スケール、小スケール共に変形合体ギミックは盛り込まれず、大スケールの方はおまけのような小型の3大メカが付属する仕様。およそ40年弱を経て、ようやくMODEROIDで変形合体を盛り込んだキットが発売されるに至りました。
この1/800スケールは、当時小スケール版として発売されたものです。
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