バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 13, 14, 15 ウルトラホーク1号 α号, β号, γ号

 ウルトラホーク1号は既にメカコレでリリースされていますが、なんとウルトラ警備隊メカのリリースが一通り終わった後に、そのホーク1号を分離状態でリリースするという離れ業を展開!

 確かにホーク1号を構成する三機は、別々のメカとしても魅力的。しかも、合体して一際大きなホーク1号を完成させることができるということで、ファンとしても納得のキットとなりました。

 劇中でも、ホーク1号の分離状態と合体後では別々のミニチュアが用意されており、当キットでは分離状態のミニチュアを再現。先の一体型とは細部のディテールが色々と異なっています。そういったマニアックな面でも納得の内容となっていました。

 ホーク1号の合体ギミックを活かしたエピソードの最右翼は、キュラソ星人の話でしょう。ウルトラセブンは殆ど登場せず、ホーク1号の機能性を巧みな操演で描写した必見の一編となっています。セブンの初期エピソードが、メカニック描写を重視していたのを物語っています。



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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 12 ハイドランジャー

 マグマライザーに続いてリリースされたのは、ウルトラ警備隊メカ最後の砦とも言うべきハイドランジャー。まさかハイドランジャーがリリースされるとは思いも寄りませんでしたが、科特隊の潜航艇が発売されたくらいですから、当然と言えば当然なのかも知れません。

 さて、ハイドランジャーの活躍は…と考えてもにわかには思いつかない私でありますが、キングジョーの話とノンマルトの話が代表的でしょうか。まあ、ウルトラセブン本編中では、かくもマイナーなメカニックなのですが、「ハイドランジャー」という語感の格好良さが強く印象に残るのもまた確かです。

 このハイドランジャーも資料が乏しく、今回も基本的に箱絵のとおりに塗装することになりました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 11 マグマライザー

 ウルトラマンに登場したベルシダーに続き、ウルトラセブンにも地底戦車が登場。それがこのマグマライザーです。

 ドリルが大きく主張し、いかにも「掘り進む」ことをビジュアル化したベルシダーのデザインに比べ、マグマライザーはより戦闘的な方向に振ったような感覚になり、逆に掘削機械としてのリアリティは失われている感も。しかしながら、劇中ではそのあたりを巧く回避して描写され、レーザーで岩盤を破壊するなど、このデザインを活かす特撮が実に格好良いわけです。

 キットを眺めると、他のウルトラ警備隊メカと同様に、ハイブリッドメカとしてデザインされていることが分かります。前部は未来機関車のイメージでまとめられ、後部にいきなり現用兵器たる戦車の無限軌道がくっ付けられています。極端な話、同じウルトラセブンに登場する恐竜戦車と同様の語法なわけで、正に「作ってみると分かる」というプラモの醍醐味を味わうことができました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 10 ウルトラホーク3号

 ホーク1号が合体戦闘機、ホーク2号が宇宙ロケットならば、ウルトラホーク3号はいわゆる「空飛ぶ円盤」を戦闘機として再構成したものではないでしょうか。

 円形が強く出た特徴的な主翼に、「円盤」の片鱗を見ることができます。勿論、ウルトラセブンの主な世界観は侵略宇宙人の迎撃にありますから、円盤そのものであってはならないわけで、そのあたりの処理の巧みさは正に職人技と言えるでしょう。

 劇中でのメインはホーク1号が担っているので、ホーク3号は支援機という印象も強いですが、1号と3号による連係攻撃の格好良さはミニチュアワークのお手本と言っても過言ではなく、未だに多くのファンに愛されているように思います。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 ポインターは、ウルトラセブンにおけるウルトラ警備隊の専用車。ウルトラ警備隊のスタイリッシュなイメージを象徴する存在の一つとして名高い車です。

 恐らく今日に至るまで、そのスタイリングを愛するファンは増え続けているものと考えられますが、その魅力はどこにあるのでしょうか。

 前作の科特隊専用車、次作のマットビハイクル、そのまた次のタックパンサーも、基本的には市販車へのクールなマーキングで成立しており、このポインターだけデコラティヴな感覚でキャラクター性が強いというのが、理由の一つでしょう。

 ウルトラマンタロウのド派手なデコレーションを例外として、基本的にウルトラシリーズ(ティガ以降は除く)の車両においてキャラクター性を強く主張している、唯一の存在と言えるかも知れません。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 08 ウルトラホーク2号

 ウルトラメカコレは、セブン編とも言うべき段階に入ってきました。ホーク1号だけは試金石的な感じで序盤にて発売されましたが、その後は科特隊のメカが連続。今度はこのホーク2号からウルトラ警備隊のメカが連続リリースとなっています。

 ウルトラホーク2号は宇宙ロケットを意識したデザインで、実際に劇中でも大気圏外での運用を前提とした機体。

 垂直に立てた状態ではロケットに見え、水平にした状態だと航空機のシルエットに接近するという秀逸な設計が見事ですね。実際に立体物を触ってみて、その目指すところがさらにはっきりと見えてきました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 07 科学特捜隊専用車

 メカコレに、遂に実車モデルが登場。人気の面で言えばポインターなのでしょうけど、オリジナルへのリスペクトということなのか、この科特隊専用車が第一弾として選ばれました。

 科特隊専用車のベースは、当時円谷一氏の愛車だったシボレーコルヴェアだったと言われており、基本的にステッカーでのみデコレートされたものだったようです。

 高級感あふれるサルーンで、どことなくビビッドなイメージを持つ科学特捜隊において、青いブレザースタイルと共にクールな一面を担っていました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 06 ベルシダー

 ウルトラシリーズのメカコレもどんどんラインナップが追加され、充実しています。

 第六弾は科学特捜隊の地底戦車ベルシダー。劇中での登場回数は少ないですが、ゴルドン戦での活躍振りが強い印象を残すメカです。

 カラーリングは他のメカと統一感のあるシルバーとレッド。このベルシダーの後にも多様なドリル戦車が特撮界に登場してきますが、これほどドリルが主張しているデザインは珍しい部類でしょう。科特隊メカはその丸みに特徴がありますが、このベルシダーも例外ではなく、シャープな先端から丸みのあるボディに繋がるラインの美しさは、他の追随を許しません。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 05 宇宙ビートル

 ウルトラのメカコレ第五弾は、メカコレ・ビートルの一部パーツを入れ替えた仕様の「宇宙ビートル」。劇中でも、主翼端のミサイルを取り除いたビートルに、ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンを装備するシーンがあり、それを忠実にキット化した形となります。

 前モデルで既に製作ポイントを押さえていたのもあって苦労はしませんでしたが、やはり付属のデカールは難しい…。今回も完全に納得のいく完成品にはなりませんでした。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 04 小型ビートル

 ウルトラシリーズのメカコレ第四弾は、順当な選択となる小型ビートル。通称「三角ビートル」とも呼ばれる、ビートルの姉妹機です。

 「ウルトラマン」の第1話では、ハヤタ隊員がこの小型ビートルに搭乗していて光球と化したウルトラマンと衝突事故を起こしています。また、第16話でも、ハヤタが宇宙ロケットの護衛をすべく当機に乗り込み、最高速度マッハ6を記録する快挙を成し遂げました。

 というわけで、実質ハヤタ機という印象もある小型ビートルですが、登場回数が意外と少ないばかりか、プロップも結構適当に処理されている感があり、さらには商品化の機会も非常に少ないとあって、ある意味、特殊潜航艇S号よりも不遇なメカなのかも知れません。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 03 特殊潜航艇S号

 ウルトラシリーズのメカコレ第三弾は、大方の予想を良い意味で裏切った「特殊潜航艇S号」。ウルトラマンの第一話で「特殊潜航艇S16号」としてデビューして以来、都合三隻が登場。後発の二隻はそれぞれ、S21号、S25号となっていました。

 S16号が第一話でビートルに搭載されて竜ヶ森湖まで運ばれ、ベムラーを空海二面攻撃する様子は、特殊装備で怪獣に対処する科学特捜隊の近未来感を印象付けるのに一役買っていました。ウルトラマンと一心同体となった後のハヤタ隊員初の活躍が、この特殊潜航艇S16号に搭乗してのものだったという点も外せません。

 カラーリングはビートルとの統一感が担保され、トータルイメージの構築に貢献しています。流線型のラインから漂う近未来感も抜群です。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 02 ウルトラホーク1号

 ビートルと同日リリースとなったのは、やはりウルトラシリーズを代表するメカであるウルトラホーク1号。人気作「ウルトラセブン」に登場するメカということで、順当なセレクトと言えるでしょう。

 丸みを帯びたシルエットが守護者としての温かみを持つビートルに対し、こちらは鋭角的なシルエットによってクールな印象を与えており、より攻撃的であると言えます。

 また、劇中ではα〜γ号に分離・合体するギミックを披露。残念ながら当キットの素組では再現出来ない仕様ですが、そこまで手をかけることなく分離状態を再現出来そうなパーツ構成でした。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 01 ジェットビートル

 「宇宙戦艦ヤマト」で有名な箱スケールシリーズ、いわゆる100円ヤマトが、「宇宙戦艦ヤマト2199」に合わせ現代の技術で復活。価格は上がりましたが、色プラ&スナップフィットという組みやすさ重視のフォーマットと、不足ないディテール再現でヒットしたようです。

 それを受けて、ウルトラメカも同フォーマットで展開しようという、何とも嬉しいシリーズが、この「メカコレ ウルトラマンシリーズ」。低価格のミニサイズながら、徹底した設定考証の結果、的確なスタイリングを実現しています。

 ジェットビートルは初代「ウルトラマン」を象徴するメカニック。「妖星ゴラス」に登場した国連VTOL機が元になってはいますが、既にジェットビートルの方が有名ですよね。

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