エラスが与えた眠りの中での幸福。支配者による平和な仮想現実という感覚は、言うまでもなく「マトリックス」などでおなじみのもの。そこから脱出し叛乱を起こすというくだりもおなじみですが、この盤石のプロットの上で何をやるかが肝心となってきます。
展開されたのは、メンバー個々の皮膚感覚に根ざした繋がりの確認でした。これは今シーズンで、悪く言えば執拗に、良く言えばじっくりと描かれて来たテーマの集大成でしょう。
エラスが与えた眠りの中での幸福。支配者による平和な仮想現実という感覚は、言うまでもなく「マトリックス」などでおなじみのもの。そこから脱出し叛乱を起こすというくだりもおなじみですが、この盤石のプロットの上で何をやるかが肝心となってきます。
展開されたのは、メンバー個々の皮膚感覚に根ざした繋がりの確認でした。これは今シーズンで、悪く言えば執拗に、良く言えばじっくりと描かれて来たテーマの集大成でしょう。
リュウソウ族、ドルイドン、そしてエラス。情報過密の中、派手なアクションを織り交ぜて一瞬たりとも目を離せない展開が続き、一方でギャグも挿入するという凄まじい物量のエピソードでした。
クライマックスに向けて、善悪同根というなかなかハードな設定が登場し、敵味方の両者を単なる線対称の両側に置いて見せたのは、スーパー戦隊にしては随分とハイブロウな展開だなと思いました。
“騎士竜戦隊リュウソウジャー 第46話「気高き騎士竜たち」” の続きを読む久々にプラモの投稿。
実は新しい水性ホビーカラーのテストピースとしてドラえもんのプラモを作っていて、ドラえもんとドラミちゃんは完成しているのですが、タイムマシンという大物が残っているので、まだ投稿には到りません。
その間に、作りかけだったこちらを完成させることができたので、即撮影して記事を書いています。
アクロバッターは、前作のバトルホッパーの「バッタそのまんま」から少しデフォルメされたスタイルが特徴。私は「BLACK」の世界観とデザインに心酔していたので、当時は少々ノれない感を抱いていましたが、今見るとライダー共々こちらの方が好きなデザインだったりします。
このキット以降、他のマシンがメカコレとしてリリースされる気配は皆無となり、非常に残念です。昭和ライダーのマシン群はどれも素晴らしく格好良いんですけどね…。
“バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 06 アクロバッター” の続きを読むコメントを入れて下さっている方々にお詫び申し上げます。全然レスできておりません。何卒ご容赦下さい。
さて、今回はクライマックスに向けて謎解きの総ざらいといった趣でした。もう少し引っ張るかな…と思っていた要素もほとんど開示され尽くし、正直なところ情報過多で整理が追い付かない(というより思い出すのが難しい)のですが、それでも膝を打つ感覚が連続する快感は良いものですね。
“騎士竜戦隊リュウソウジャー 第45話「心臓を取り戻せ!」” の続きを読む「絆」という言葉が陳腐化して久しいですが、まだ特撮界隈ではそれなりに輝きを保っているような気がします。特にウルトラでは顕著に思えるのですが、目的を同じくする複数ヒーローを擁する戦隊でも、それはまだ有効なタームとして機能するわけです。
今回の美点は、そのテーマを大上段に構えるのではなく、細かい描写を連続させて主人公の成長した関係性を浮き彫りにしたことでしょう。
“騎士竜戦隊リュウソウジャー 第44話「試されたキズナ」” の続きを読む