少年探偵団ならぬ少年快盗団!
箸休めとして楽しめるエピソードでした。
回想要員として幼少期を演じる子役をフィーチュアする手法は、ある時期から増加しているように思いますが、やはり子役のレベルが非常に高くなったということなのでしょう。昨シーズンにはほとんどレギュラー戦士化した小太郎がいましたし、これから益々活躍の場が増えてくるかも知れませんね。
少年探偵団ならぬ少年快盗団!
箸休めとして楽しめるエピソードでした。
回想要員として幼少期を演じる子役をフィーチュアする手法は、ある時期から増加しているように思いますが、やはり子役のレベルが非常に高くなったということなのでしょう。昨シーズンにはほとんどレギュラー戦士化した小太郎がいましたし、これから益々活躍の場が増えてくるかも知れませんね。
5つの金庫を持つゴーシュの実験体を倒すべく、快盗と警察の共闘を画策するノエルの物語。
全体的にシリアスムードで、コミカルなシーンもほとんど見られないという、今シーズンとしては割と珍しい作風で、ここ最近の両チームの歩み寄りムードまで破壊するような、圭一郎の激しいイデオロギーの発露が鮮烈でした。
ただ、「決闘」に関しては少々ノれなかった面も。ノエルの策略家たる部分が皆無で、個人のポリシーを真っ正直にアピールしただけとなり、ちょっと彼らしくないなぁ…というのが私の感想でした。
脚本が大和屋暁先生で、しかも怪人の名前が浦沢義雄先生なので、徹底的なギャグに終始するのかと思いきや、やっぱり一筋縄ではいかない作風でしたね。しかも、次回への引きがあったという、まさかの重要回でもありました。
メインにフィーチュアされたのはつかさ。この人選も結構意外だったのですが、パトレンジャー側は遊び甲斐があるというか、設定や目的意識が単純なだけに、動かしやすいということなのでしょう。
魁利と圭一郎の珍道中を面白可笑しく描くのか…と思いきや、あまりに鋭い切り込みで魁利の暗部を抉るという、形容し難い一編。
コミカルなギャングラー怪人とその対処法といい、ウソが超下手な国際警察の滑稽な様子といい、お膳立て自体は完全にコメディなのですが、そこにちょっと重いドラマを仕込むことで、ひと味もふた味も違うものになりました。
気付けばもう30話で、ライダーの方も新番組に切り替わりましたが、遂に快盗と警察の関係性に大きく影響するような話が登場したわけで、かなりのインパクトでしたね。