かなり長い期間、押し入れの中に作りかけで眠っていた「R3 レイズナー」を完成させました。
このキット、当時からあまり評判は芳しくなく、実際に組んでみて確かに宜しくないキットなのですが、完成した立体物としてはなかなかのものだと思います。劇中と設定画の折衷も巧く成立しています。
現代的な高額ロボットプラモとして見た場合、同カテゴリのガンダムMGシリーズと比べると、関節可動はかなりお粗末で、合わせ目がどこもかしこも旧キット的。塗装派にとっては、パーツ数の多さに加えて、前述の合わせ目処理の煩雑さが多大と来ており、極端な話、片腕を塗装して完成させるだけで、HGUC本体並みの労力がかかるという…。
パーツの色分け自体はほぼ完璧に近いので、まとめ塗りが出来るのですが、強度を考慮した構成になっている為に、後ハメ加工も困難を極め、色々な部分で失敗しています。
最大の失敗は、ガッチリ合わせ目処理をした後に、ポリキャップを仕込むのを忘れていて、どうにもならなくなった事…って、これは単なる私のミスですが(笑)。なので、途中で投げ出したのですが、子供に「勿体ない」と言われて完成まで何とか漕ぎ着けました。他にも、マスキングテープに下地ごと持ってかれるとか、つや消しクリヤがカブりまくったりとか、とにかく良い事が全然ない工程でした。はい、全部私個人的なミスです。
というわけで、キットの正当な評価云々が出来ない中、とりあえず完成させた感じですが、まぁ超オーソドックスな塗りでこんな感じになりました。