トランスフォーマー・マスターピース MP-10 コンボイ その2

 続いて、MP-10コンボイのビークルモードを紹介。

 MP-1は、旧トイのアップデートをする上でバイナルテックの機構を持ち込み、様々なパーツ移動を駆使してトランスフォームをまとめていました。この機構は非常に優秀で、このMP-10もかなりの部分でそれを参考にした形跡があります。

 MP-1は現在の目で見ても、ビークルモードの完成度がかなり高いと思いますが、今回のMP-10のビークルモードは、それを更にブラッシュアップし、しかもシンプルに再構成しているので、より完成度が高くなっています。特に、脇腹から背中にかけて畳まれているパーツのロック機構が非常に優秀で、ビークルモードの面一感を高めています。

 手順がシンプルになった代わりに、クリアランスがタイトになった部分も見受けられますが、その部分は絶妙な設計になっていて、手順を誤らなければ全く支障のないレベルでまとめられています。逆にそのクリアランスのタイトさが、ビークルモードのまとまりを高めているとも言えます。

 MP-1をお持ちの方は、比較してみると色々と発見があります。今回、手順がかなり取捨選択されていて、別途必要な手順が足されている感じになっており、更に旧トイの良い部分も取り入れられていたりして、面白いです。

MP-10 コンボイ

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    トランスフォーマー・マスターピース MP-10 コンボイ その1

     MPロディマスコンボイが発売された時、MP-1コンボイとのあまりの大きさの違いに落胆しました。並べて遊べないじゃん…と。

     しかし、吉報は意外に早く、ロディマスとスケールを合わせた、新設計のMPコンボイが発売されるという報が、あまり間を置かずにもたらされたのでした。

     MP-1は、バイナルテック第一弾であるスモークスクリーンと共に、トランスフォーマー・トイの在り方を一変させたと言っても良いアイテムでした。その完成度は、現在の目で見てもかなり高い水準にあり、コンボイのトータルイメージをよく捉えた好アイテムです。

     そのMP-1から時を経て、コンボイが完全新設計マスターピースとして発売されるとあり、しかもロディマスと同サイズという事で、俄然期待は高まりました。しかし、MPロディマスコンボイの品質問題の直後だけあって、一抹の不安を覚えたのも確かな処。

     正直に告白すると、私、このコンボイは「スルー決定」していました。一度はAmazonで予約したものの、後でキャンセルしたんです。では、何故ここにあるかというと…。

     これが実にマヌケな話で、実は、MP-10コンボイがAmazonで予約可能になった際、すぐに予約をしており、当分経ってそれを失念し、また予約していたのでした。つまり、キャンセルしたのは後の予約分で、それよりかなり前の予約分は生きており、発売当日に家に届いて大慌てしたと…(笑)。

     まぁ、そんなわけで手元にやって来たわけですが、いざ手にしてみると、心配は杞憂に終わりました。勿論微妙な部分はありましたが、はっきり言って完成度も品質も高いと思います。

     MP-1と比較しても、サイズダウンの恩恵は随所にあり、特に殺人的重量を支える必要がなくなった分、遊び易さも増していると思います。また、最初から「完全版」の体裁であるのも嬉しい処。MP-4コンボイ完全版には付属しなかったローラーもちゃんと付属し、本当の完全版となりました。そして、サイズダウンの恩恵は、いよいよ完全版ウルトラマグナスを予感させるまでに至り…。

     これはいいアイテムですよ!

    MP-10 コンボイ

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