ウルトラのメカコレ第五弾は、メカコレ・ビートルの一部パーツを入れ替えた仕様の「宇宙ビートル」。劇中でも、主翼端のミサイルを取り除いたビートルに、ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンを装備するシーンがあり、それを忠実にキット化した形となります。
前モデルで既に製作ポイントを押さえていたのもあって苦労はしませんでしたが、やはり付属のデカールは難しい…。今回も完全に納得のいく完成品にはなりませんでした。
ウルトラのメカコレ第五弾は、メカコレ・ビートルの一部パーツを入れ替えた仕様の「宇宙ビートル」。劇中でも、主翼端のミサイルを取り除いたビートルに、ハイドロ・ジェネード・ロケットエンジンを装備するシーンがあり、それを忠実にキット化した形となります。
前モデルで既に製作ポイントを押さえていたのもあって苦労はしませんでしたが、やはり付属のデカールは難しい…。今回も完全に納得のいく完成品にはなりませんでした。
ビルバイン。ダンバイン体験者ならば言わずと知れた後半の主役機です。
多分に商業的な要請を感じさせる「変形ロボ」ですが、私としてはその要請と世界観を巧みに止揚させた希有なデザインワークだと思う次第です。
確かに、それまでの少々怪物的な、あるいは生物的なラインからは離れ、スーパーロボット然とした佇まいを有してはいます。しかしながら、オーラバトラーであることを主張する部分は不足なく盛り込まれていますし、何と言ってもウイング・キャリバーに変形するという点で、主役機たるをアピールし、抜群の存在感を感じさせるわけです。
物議を醸したHGキットは以前作りましたが、今回は旧キット。変形ギミックはないものの、プレーンな設定画のトレースが心地良いシルエットを生み出しており、隠れた傑作キットだと思います。
バンダイのスター・ウォーズ商品、とりわけプラモデル群は活気がある印象ですが、そのプラモデルの新ラインである「ビークルモデル」は、小サイズの箱スケールモデルながら、その細密なモールドでスケール感を惑わせる面白いシリーズとしてスタートしました。
スター・デストロイヤーと同時リリースとなった、このXウイングは、バンダイとしては先発の1/48や1/72といった大中型モデルを、そのまま縮小したかのような密度感で、スター・ウォーズファンや模型ファンにアピールしました。
Xウイング自体は、スター・ウォーズを象徴するメカニックの一つであり、最新作「フォースの覚醒」でもそのマイナー・チェンジ版が登場するなど、人気の高い機体です。国内外問わず、多くのメカデザインに影響を与えました。
メカコレフォーマットは、遂にスター・ウォーズのメカニック群にまで拡大。シリーズ名こそ「ビークルモデル」ですが、同寸の箱(しかも上蓋の裏がインスト)に入った箱スケールモデルという点で、メカコレシリーズの一環と考えて差し支えないでしょう。
バンダイのプラモデルにおいて、スター・ウォーズのメカニック群は、既に1/72スケールや1/144スケールにて多数のラインナップが展開していますが、そのフォーマットでは展開しづらいものも本編には登場していますので、このビークルモデルでその辺りがフォローされることを期待してしまいます。
また、小箱スケールならではの低価格も嬉しく、さらには小モデルであることを感じさせない精密さが売りになっているということもあって、商品展開の勢いといったものを感じます。
第一弾としてリリースされたのは、まさかのスター・デストロイヤー。確かに縮尺を決めるのが難しいメカニックです(笑)。まずは小型モデルであることを感じさせない超細密モールドで、シリーズのインパクトを感じてもらおうという配慮なのでしょう。そして、それは見事図に当たっています。
ウルトラシリーズのメカコレ第四弾は、順当な選択となる小型ビートル。通称「三角ビートル」とも呼ばれる、ビートルの姉妹機です。
「ウルトラマン」の第1話では、ハヤタ隊員がこの小型ビートルに搭乗していて光球と化したウルトラマンと衝突事故を起こしています。また、第16話でも、ハヤタが宇宙ロケットの護衛をすべく当機に乗り込み、最高速度マッハ6を記録する快挙を成し遂げました。
というわけで、実質ハヤタ機という印象もある小型ビートルですが、登場回数が意外と少ないばかりか、プロップも結構適当に処理されている感があり、さらには商品化の機会も非常に少ないとあって、ある意味、特殊潜航艇S号よりも不遇なメカなのかも知れません。
ウルトラシリーズのメカコレ第三弾は、大方の予想を良い意味で裏切った「特殊潜航艇S号」。ウルトラマンの第一話で「特殊潜航艇S16号」としてデビューして以来、都合三隻が登場。後発の二隻はそれぞれ、S21号、S25号となっていました。
S16号が第一話でビートルに搭載されて竜ヶ森湖まで運ばれ、ベムラーを空海二面攻撃する様子は、特殊装備で怪獣に対処する科学特捜隊の近未来感を印象付けるのに一役買っていました。ウルトラマンと一心同体となった後のハヤタ隊員初の活躍が、この特殊潜航艇S16号に搭乗してのものだったという点も外せません。
カラーリングはビートルとの統一感が担保され、トータルイメージの構築に貢献しています。流線型のラインから漂う近未来感も抜群です。
ビートルと同日リリースとなったのは、やはりウルトラシリーズを代表するメカであるウルトラホーク1号。人気作「ウルトラセブン」に登場するメカということで、順当なセレクトと言えるでしょう。
丸みを帯びたシルエットが守護者としての温かみを持つビートルに対し、こちらは鋭角的なシルエットによってクールな印象を与えており、より攻撃的であると言えます。
また、劇中ではα〜γ号に分離・合体するギミックを披露。残念ながら当キットの素組では再現出来ない仕様ですが、そこまで手をかけることなく分離状態を再現出来そうなパーツ構成でした。
「宇宙戦艦ヤマト」で有名な箱スケールシリーズ、いわゆる100円ヤマトが、「宇宙戦艦ヤマト2199」に合わせ現代の技術で復活。価格は上がりましたが、色プラ&スナップフィットという組みやすさ重視のフォーマットと、不足ないディテール再現でヒットしたようです。
それを受けて、ウルトラメカも同フォーマットで展開しようという、何とも嬉しいシリーズが、この「メカコレ ウルトラマンシリーズ」。低価格のミニサイズながら、徹底した設定考証の結果、的確なスタイリングを実現しています。
ジェットビートルは初代「ウルトラマン」を象徴するメカニック。「妖星ゴラス」に登場した国連VTOL機が元になってはいますが、既にジェットビートルの方が有名ですよね。
どうもプラモデル製作のペースが落ち気味で、忸怩たる思いを抱いている今日この頃ですが、ようやくバストールが完成を見ました。
バストールは、ガラリア・ニャムヒーという乗り手を得て、鮮烈な印象を残すオーラバトラー。ガラリアはその中途半端な立ち位置に苦悩するキャラクターであり、いわゆる「東京(上空)三部作」においてはヒロインの役割を演じています。
そのカラーリングも相俟って女性的な雰囲気を漂わせるオーラバトラーですが、キットの方もスリムでメリハリのあるラインを巧く再現しています。
”SPECTRE” が公開された2015年暮れ。007もSTAR WARSほどではないにしろ、盛り上がりました。
最新作ではアストンマーティンDB10が活躍しましたが、何故か今になってFUJIMIからロジャー・ムーア期の代表的ボンドカーであるロータスエスプリの、しかも潜水モードがキット化されました。
この「狂ったリリース」—勿論褒め言葉です—を受け、丁度そろそろカーモデルを作りたいと思っていた処でもあって、すぐに入手。久々のカーモデルに悪戦苦闘しつつ何とか年内に完成を見ました。
ダンバイン・プラモデルキットの大挙再販に、HGABも加わりました。HGABでしかリリースされていないオーラバトラー(ビアレスとライネック)もあるので、このチャンスにHGABも入手しておくことにしました。
HGABは発売当初、残念ながら歓迎されたとは言い切れません。アレンジされたスタイルや破損し易い関節、軟質ゴム製の手首といった要素が受け容れられなかったというのが定説です。
私は、このダンバインと今回再販から外れたズワァース、そしてビルバインを当時入手しましたが、ダンバインとズワァースについてはそれほどダメな印象を抱きませんでした。
ただ、確かに現在の目で見ると、多少厳しいかな…という印象はありますね。
ダンバイン・プラモ再販祭りの喧噪も冷めやらぬ今日この頃。再販情報が飛び交う前に、オークションでほんの少し高値で手に入れたゲドを作っておりました。
このゲドのキット、何故か「ピネガン用」と冠されておりますが、劇中では一切搭乗していなかった筈。ピネガン・ハンムが出て来る話からちょっと後に、頼りない城の守りとして大挙登場した「やられメカ」、それがオーラバトラーの元祖・ゲドでした。
やられメカの美学と言いますか、「ガンダム」でもザクのように独特の魅力を持ったものは珍しくありませんが、このゲドも意外と人気があるように思います。もっとも、「エースパイロットの駆るザク」という類の魅力は劇中で全く披露されませんでしたから、「通好み」の範疇を出ていないわけですが。
当時のキットとしては、1/72シリーズの折り返し地点に位置するので、それまでの反省点等を踏まえた構成になっている…わけでもなく(笑)。しかしながら、次のバストールの兆しが見えるような的確さは随所に見られます。
ROBOT魂のコンスタントなリリースや、模型紙による作例の特集・別冊化といった動きの中、ダンバイン・ムーブメントとも言うべき現象が起きています(少なくとも私の中では・笑)。
にわかに商品化の機会が巡ってきたダンバイン!
旧キットを順番に製作している身としては、嬉しい限りです。
スター・ウォーズ関連のバンダイプラモは、引き続き順調に展開中。
このストームトルーパーを作っている間にも、スカウトトルーパーにサンドトルーパー、ボバ・フェットといった具合に、続々とラインナップが充実し続けています。
このストームトルーパー、やはり1体だけだと寂しい感もありますが、数を買うには値が張りますし、何個も同じものを作る気力も暇もないので、とりあえず1体のみ購入して完成。まあ、同型を増やそうと思えばサンドトルーパーもありますしね(?)。
ただ、値段を度外視して数を揃えようと思えば出来てしまいそうなくらい、組みやすさ、塗りやすさに関しては一級品でした。極端な話、パチ組みでもあまり塗装後と完成度が変わらないという…。
旧オーラバトラーのキット群の中でも抜群の低評価を誇るビランビー。
劇中では、バーン・バニングスにまず与えられ、その後しばらく、新たに召喚された地上人の一人、アレン・ブレディの専用機のような扱いで印象を残しました。
鮮やかなブルーのカラーリングが施されたオーラバトラーは他になく、人間に近いプロポーションもあってスタイリッシュな雰囲気を漂わせていますが、キットの方は完成するとややだらしない棒立ち状態となり、劇中のイメージと大きなギャップを生じています。
色々な作例を拝見すると、まずはパテ盛りや幅詰めといった形状変更から行われていますが、私にそんな技術はないので、キットのパーツを「どう見せるか」工夫するという方針で製作します。