2011年は日本にとって大変な年でした。恐らく、2012年もこの状況は継続するものと思います。
こちらのブログでは、相変わらず特撮番組を見て大喜びしたり、手抜きプラモを公開したり致しますが、くだらない記事で少しでも笑って頂ければ幸いです。
来年も、よろしくお願いいたします。
深夜にひっそりと放送されている「ウルトラゾーン」。
普段は、「怪獣の居る日常」を滑稽さを交えて描く、シチュエーション・コメディ(いわばコント)を集めた番組であり、クスッと笑わせるタイプの番組。アイキャッチに職人芸的な笑いを導入したり、音楽が宮内國郎先生オリジナルスコアのリメイク(福田裕彦さん制作音源)だったりと、ウルトラ愛に溢れた素晴らしいコンテンツです。
この第6話、何の前情報もなく見たのですが、導入部からしていつもと全く違う印象。名女優・丘みつ子さんがザラブ星人をモデルに絵を描いているという、とんでもない画が突然現れ驚愕させてくれました。
そして…。
たまには、最新のプラモも作らないと。
キッズ層開拓を企図した割には、由緒正しきガンダムを意識し過ぎていたり、なかなか独自性を示せずに弾け切らない本編。物議を醸していますが、とりあえず某作のように「ああ、ダメだこりゃ」とは思わないクォリティではあるので、毎週ちゃんと見ているわけですが。
さて、HGのラインでリリースされたこのキット。HGらしく、可動域の広さは素晴らしい水準。色分けも簡単で、概ね組み立ててシールを貼れば、劇中のガンダムを再現できます。
今回は、グラデーションをキツめに、明度アップ、彩度ダウンとやらにしてみました。
超絶に嬉しい情報と、微妙というか不満な情報。
G1トランスフォーマーの最重要映像作品である初期作DVDが、めでたく再販となりました。
しかも、廉価版という体裁であり、はっきり言って激安!
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010 DVD-SET
仕様については上記リンクをご覧頂くとして、少々残念なのが、2010のディスク枚数が5枚ということ。
以前、同社から発売されたDVD-BOXには、特典扱いで「ザ・リバース」が収録されて6枚組だったのですが、どうやらオミットされる模様。まぁ、まだAmazonに事前予約情報が載っただけなので、どうなるかは不明ですが…。
以前、「ザ・リバース」を含んだ2010のLD-BOXを持っていましたが、残念ながら既に手元にはなく、さらにDVD-BOXもLD-BOXを持っていた為に買わず…。今回がDVDを入手する絶好のチャンスなのですが、やっぱり「ザ・リバース」は重要だなぁ…。
もう少し様子を見ることにします。
続いて、MP-10コンボイのビークルモードを紹介。
MP-1は、旧トイのアップデートをする上でバイナルテックの機構を持ち込み、様々なパーツ移動を駆使してトランスフォームをまとめていました。この機構は非常に優秀で、このMP-10もかなりの部分でそれを参考にした形跡があります。
MP-1は現在の目で見ても、ビークルモードの完成度がかなり高いと思いますが、今回のMP-10のビークルモードは、それを更にブラッシュアップし、しかもシンプルに再構成しているので、より完成度が高くなっています。特に、脇腹から背中にかけて畳まれているパーツのロック機構が非常に優秀で、ビークルモードの面一感を高めています。
手順がシンプルになった代わりに、クリアランスがタイトになった部分も見受けられますが、その部分は絶妙な設計になっていて、手順を誤らなければ全く支障のないレベルでまとめられています。逆にそのクリアランスのタイトさが、ビークルモードのまとまりを高めているとも言えます。
MP-1をお持ちの方は、比較してみると色々と発見があります。今回、手順がかなり取捨選択されていて、別途必要な手順が足されている感じになっており、更に旧トイの良い部分も取り入れられていたりして、面白いです。
MPロディマスコンボイが発売された時、MP-1コンボイとのあまりの大きさの違いに落胆しました。並べて遊べないじゃん…と。
しかし、吉報は意外に早く、ロディマスとスケールを合わせた、新設計のMPコンボイが発売されるという報が、あまり間を置かずにもたらされたのでした。
MP-1は、バイナルテック第一弾であるスモークスクリーンと共に、トランスフォーマー・トイの在り方を一変させたと言っても良いアイテムでした。その完成度は、現在の目で見てもかなり高い水準にあり、コンボイのトータルイメージをよく捉えた好アイテムです。
そのMP-1から時を経て、コンボイが完全新設計マスターピースとして発売されるとあり、しかもロディマスと同サイズという事で、俄然期待は高まりました。しかし、MPロディマスコンボイの品質問題の直後だけあって、一抹の不安を覚えたのも確かな処。
正直に告白すると、私、このコンボイは「スルー決定」していました。一度はAmazonで予約したものの、後でキャンセルしたんです。では、何故ここにあるかというと…。
これが実にマヌケな話で、実は、MP-10コンボイがAmazonで予約可能になった際、すぐに予約をしており、当分経ってそれを失念し、また予約していたのでした。つまり、キャンセルしたのは後の予約分で、それよりかなり前の予約分は生きており、発売当日に家に届いて大慌てしたと…(笑)。
まぁ、そんなわけで手元にやって来たわけですが、いざ手にしてみると、心配は杞憂に終わりました。勿論微妙な部分はありましたが、はっきり言って完成度も品質も高いと思います。
MP-1と比較しても、サイズダウンの恩恵は随所にあり、特に殺人的重量を支える必要がなくなった分、遊び易さも増していると思います。また、最初から「完全版」の体裁であるのも嬉しい処。MP-4コンボイ完全版には付属しなかったローラーもちゃんと付属し、本当の完全版となりました。そして、サイズダウンの恩恵は、いよいよ完全版ウルトラマグナスを予感させるまでに至り…。
これはいいアイテムですよ!
組立て始めてから、かれこれ3ヶ月以上経過してしまいましたが…イデオンです。
夏場はやっぱり、暑くてプラモを作ろうという気になりませんねぇ。今年は秋になっても、あまり涼しくないので、なかなか捗りません。
さて、イデオンですが、本編の内容については、今更論じるのも愚かというか、私の手に負えるようなものではないので割愛します(笑)。
当時、ガンプラに続けとばかりに、統一スケールで多数の「イデプラ」が発売され、完成度にも一定の評価が与えられていますが、この「1/810 イデオン」は、それより前に箱スケールのシリーズで発売されたもの。しかしながら、後の統一スケール版の試金石ともいうべき、なかなかの完成度を持っています。
やはり、伝統の「謎関節」は健在なのですが、プロポーションは結構良いし、何より組み易い。なので、今回はアルミ線接続を太腿と足首だけにして、後はポリキャップ埋め込みにしてみました。
こんな感じに仕上がりましたよ。いわゆる1/144ガンプラサイズなのですが、小スケールにも関わらず巨大感が出ていると思います。
MPロディマスコンボイの初回生産分は、部品精度等の関係で、様々な問題を抱えています。
ポイントを押さえて改修を行う事で、設計思想に近い状態となります。
ここでは、私が改修した部分を紹介しますが、もしご参考にされるならば、それなりの工作になりますので、あくまで自己責任でどうぞ。
ロディマスコンボイ・ビークルモードの紹介です。
当時のトイでも、ビークルモードの再現度は高く、アニメ本編とほぼ変わらないイメージでした。その分、ロボットモードに皺寄せが…(笑)。
マスターピース版では、スタイリング、カラーリング共にアニメイメージを再現。全体的に、旧トイをそのまま大型化したかのような「大味な感じ」がありますが、「単にデカいビークルモード」も、なかなかの趣があり、迫力満点です。
モチーフとなる実車がないので、ヘンにディテールを施すと既存のイメージを壊す可能性があり、このツルっとした感じは正解ではないでしょうか。
では、ロディマスコンボイ・ビークルモードへのトランスフォーム過程を追っていきます。
続いて、ホットロディマス・ビークルモードの紹介です。
ホットロディマスとロディマスコンボイ、両方を兼ね備えるトイというわけで、ビークルモードも両方再現出来ます。特に、ホットロディマスのビークルモードは、比較的完成度の高かった当時のトイと比べても、飛躍的にアニメ本編の設定に近づいた傑作です。ただし、初回生産分は、様々な調整やトランスフォームのコツを前提としての話になってしまいますが…。
ここでは、ビークルモードへのトランスフォームの過程を詳細に説明致します。基本的に、説明書と全く同じ手順を、実際の写真におさめるという方針としています。
キッチリと変形させれば、こんなに美しく流れるような「ホットロッドカー」になりますよ。
さて、続いてはロディマスコンボイですよ。
ロディマスコンボイの当時のトイは、ホットロディマスのそつのない完成度に比べ、かなりコストダウンの目立つアイテムでした。コンボイのプレイバリューと比べても明らかに劣っており、当時の棒立ちトイの中でも突出して可動部が少ないという代物。
しかも、対抗キャラのガルバトロンが、ウルトラマグナスのサイズで設計された為、ロディマスコンボイとは全く釣り合わない等、不遇も不遇、多くのトランスフォーマーファンにトラウマを残しました。
しかし、コンボイの名を持つアイテム故の「特別感」はあったんですよね。ビークルモードの完成度は結構高く、独特の形状が実にカッコ良かった思い出があります。
さて、今回のマスターピース版ロディマスコンボイは、何とホットロディマス(その1参照)を少しだけ変形させて完成するという、驚きの設計。
殆ど変化が分からないのはご愛嬌ですが、アニメ本編(ザ・ムービーは除く)でも、ホットロディマスなのかロディマスコンボイなのか分からないようなシーンが多々あったり、そもそもロディマスコンボイのデザインが、「老けて身長が伸びたホットロディマス」といった具合なので、これで全然OKでしょう。
発売から、かれこれ1年が経過してますが、何故今頃になって紹介するかというと、それはやはり「MP-10 コンボイ Ver.2.0」が発売されたからです(笑)。
G1の二大司令官を並べられるんですから、改めてこのロディマスで遊んでやろうという考えです。
このロディマスコンボイ、初回生産分を発売当初に入手しましたが、パーツ精度の問題が多々あって、遊びにくいことこの上ないアイテムだったのですが、色々とパーツ調整や改造をしてみた結果、割と遊びやすいアイテムに。少なくとも、MPメガトロンよりは格段に遊びやすくなりました。
ロディマスコンボイの旧トイは、当時品や復刻版等も買いましたが、当時から言われているとおり、コンボイのトイに比べてかなり厳しい出来であり、このような「正にロディマス」といった完成品が手に入るのは、格別の喜びがあります。多少出来が悪くてもいいじゃない…といった感じです。正直。
極端な事を言えば、腕のタイヤが後ろに付いていることだけで、もう嬉しい(笑)。
そんな、トランスフォーマーファン待望の、そしてその期待をある程度落胆に変えてしまった「いわくつき」アイテムをご紹介します。
※9月再販版は、不具合がかなり改良されているらしいですよ。この記事のロディマスは、初回生産分です。
まずはホットロディマスから。
ホットロディマスの当時品(旧トイ)は、なかなかの完成度でしたが、やはりアニメのイメージとはやや異なるものでした。今回のMP版は、正にアニメから抜け出てきたかのようなイメージ。
今回の顛末、私の不徳の致す処でございました。
謹んで陳謝いたします。
なお、ゴーカイジャーの記事に関しては、sirmiles.comの本サイトにて継続中です(アバレ回も投稿済です)。
元々こちらには、「ゴセイジャー」と「TFアニメイテッド」の頃に、本サイト記事のミラーリングによるバックアップを意図して投稿するようになりましたが、本サイトよりこちらの方に反響を頂く事が多くなり、「SirMilesのマニアックな日々」というブログタイトルの気軽さとは乖離していくジレンマを抱えていました。
なので、(あくまで個人的に)これを好機と捉え、こちらには特撮レビュー記事のようなコンテンツを投稿しない事にしました。
本サイトで継続するなら同じ事だろうと、思われる方もいらっしゃると思いますが、たとえ同一人物が運営していたとしても、各々の「ステージ」では、図らずも内外の力が働いてそれぞれに別個の人格が形成されます。よって、こちらでは書けなくても、あちらでは書けるといった事が、容易に成立し得る。これは、実際にブログやソーシャルメディアでIDを取得して振舞った経験があるならば、スムーズにご理解頂けるのではないかと思います。
皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしまして、申し訳ございませんでした。
私、プラモの塗装はベランダでやるので、梅雨時期には滞ってしまうんですが、何とか合間を縫って作りました。
「ザンボット3」に続き、順当に「ダイターン3」が完成。
このキット、ザンボットよりはプロポーションが良く、個々のパーツの再現度もなかなかのもの。説明書の完成写真は試作品を塗装したものなので、絶句モノなのですが、実物はかなりいい感じに組み上がります。
ただし、ヒケはザンボットのキットより酷く、たくさん埋めてたくさん削りました。塗装は胴体部のマスキング地獄以外は、かなり楽な感じでした。
ダイターン3は、サンライズ黎明期ならではの作品というか、作画もあまり安定しておらず、演出もキレていたりモッサリしていたりと、安定しないのですが、個々のエピソードのバラエティ感の高さは、後続作品を見渡しても、あまり例がありません。何度見ても面白い、それがダイターン3だと思います。ザンボットとダイターンが両極端を示しているからこそ、その後の富野作品が自由に(実際はそうでもなかったようですが)振る舞えたような気もしますね。