ナイトライダー COMPLETE BLU-RAY™ BOXの、Disc 4に不具合が発覚し、その交換対応がアナウンスされました。
Night Rider, a shadowy flight into the dangerous world of a man who does not exists.
ナイトライダー。陰謀と破壊と、犯罪の渦巻く現代に蘇る、正義の騎士。
というわけで、買ってしまいました。COMPLETE BLU-RAY™ BOX。財政的なものは度外視。飾ってなくてしまい込んでいたトランスフォーマーを売却して買いました(笑)。
ナイト2000は、先日シーズン4仕様を作りましたが、シーズン4といえば「ナイト2000大改造の末に変形機構を装備!」という事で、スーパー追跡モード、略してSPMも作らねば…という思いが生じて、こちらも即刻入手しました。
普通のカーモデルとはかなり異なり、ギミックあり、細かい外装関係のパーツあり、結構面倒な塗り分けありの、手間のかかるキットでしたが、先日のシーズン4仕様の製作によってポイントをつかんではいたので、概ね順調に進みました。
シャーシやインテリアに関しては殆ど変更ありませんが、外装はほぼ全てが新規造形となっています。パーツ構成に疑問符が付く部分もありますが、全体的によく練られた構成になっていると思います。せり上がったリア部の合わせ目を消しておきたい部分、緊急ブレーキシステム(EBS)のギミック部分に、キャラクタープラモの匂いを感じ取る事が出来、その辺りも楽しめました。
展開した白い部分は、マスキングを要する塗り分けとなり、一つとして別パーツとなっているものはありませんが、概ね直線的なマスクとなるので、それ程困難ではないでしょう。むしろ、光沢仕上げとなる為、マスキングに失敗した部分のリカバリーの難しさときたら…(笑)。筆塗りやガンダムマーカーで誤魔化した部分は多々あります。
今回はさすがに手慣れてきたのか、研ぎ出しに至る塗装の工程にはあまり苦労しませんでした。割と大胆に荒目のペーパーを当てて平滑化を早めるといった技も習得(笑)。早く次に何か作りたい衝動にかられておりますが、お金が…。
記念すべきマスターピース第20弾。大人気キャラ・ホイルジャックの、満を持しての登場です。
ランチア・ストラトス ターボという、当時で言う処のスーパーカーの一車種にトランスフォームしながらも、マッドサイエンティストという意外なキャラ付けで大人気を博した彼は、近年も様々な商品化の機会に恵まれました。
リアリズムを追求したシリーズとしては、バイナルテックでもラインナップされましたが、こちらはほぼ別物として捉えられる内容で、アニメのイメージからはかなり乖離したもの。しかしながら、それでもホイルジャックがラインナップに上がるという事自体に、彼の人気の高さが表れています。
今回のMP版は、フィアットグループのライセンスを供与されたものとあって、やはり決定版の趣。カーモードの完成度は折り紙付きとなっています。
一方のロボットモードも、阪修さんの声が聞こえてきそうな雰囲気が素晴らしい。アニメ版のいかにもオヤジっぽい設定画からするとスタイリッシュですが、それでもガニ股の再現に腐心された箇所がある等、こだわりは一級。良い意味で格好悪いポーズが決まるのは凄いの一言です。
旧トイの変形パターンを所々踏襲してはいるものの、旧トイの「辛うじてロボットになっている」独特の濃味体型から離れる為に、パーツ構成・変形パターンが物凄く良く考えられています。逆にクリアパーツで造形されたウィング辺りは、正に旧トイへのリスペクト。リアフェンダーをちゃんと手首に持ってくるといった工夫もそうです。
なお、ホワイト部分はこれまでのカーロボ勢と違って未塗装となっていますが、素材の色合いが良く、安っぽさはありません。逆にロボットモードと色の統一感が生じていて面白い処です。
ガンダムMk-IIは、周知の通り「Ζガンダム」前半の主役機として活躍したガンダムで、ファーストとのイメージの橋渡しといった感じの役目を果たしていました。
当初は「黒いガンダム」と形容されるように敵側であるティターンズの所有物として登場し、鮮烈な印象を残しましたが、ほどなく白く塗り替えられたエゥーゴ所属機として、従来のガンダムのイメージに従ったものへと変化。ただし、主役機でありながらRX-78のような無類の強さを発揮するスーパーロボットとしての性格は与えられず、単なる配備機の一つという雰囲気で演出されました。それが「Ζガンダム」という作品の、ひいては当時のリアルロボットアニメの語法だったのでしょう。
後半、主役機の座をゼータガンダムに譲ってからは、ほぼエマ・シーンの専用機となります。Gディフェンサーなる支援機を得て、スーパーガンダムなる合体機に進化しても、やはりゼータガンダムの持つヒロイックな雰囲気には到達する事はありませんでしたが、その地味さに独特の格好良さが宿っており、ファンの多いモビルスーツとなっています。
スーパーガンダムは、文字通りスーパーロボット的なシルエットを与えられた初のガンダムで(ネーミングはちょっと気恥ずかしいですが)、強そうな武装、背中に背負ったウィングといった具合に、Mk-IIの雰囲気をガラリと変えました。残念ながら、次作にGディフェンサーは登場せず、折角のパワーアップは短い期間となってしまいましたが、やはり派手にロング・ライフルをぶっ放す活躍シーンには抗し難い魅力がありました。
旧キットのMk-IIは、お世辞にも出来の良いキットとは言えませんでしたが、Gディフェンサーはギミックこそ省略されていながらもスタイリングはかなり良好で、スーパーガンダムにちゃんと合体出来る処は見事なものでした。
代わってHGUC版は、元々ティターンズカラーで発売されていたMk-IIの成形色を変更し、Gディフェンサーを付属したスーパーガンダムとしてパッケージングされています。MK-IIはHGUCでも初期のキットなので、現在のパーツ構成や可動とは比べるべくもありませんが、スタイリングは現在の目で見ても良好。Gディフェンサーもギミック、スタイリング共に良好であり、スーパーガンダムへの合体後もプロポーションのバランスが良く考慮されています。
もう随分前(2008年?)の事になりますが、アオシマから完成度の高いナイト2000が発売されると聞き、模型店に予約までして購入して作ったのが、シーズンIII仕様のモデルでした。
その当時は、まだエアブラシもコンプレッサーもなく、簡易エアブラシをエア缶に繋いで塗装していましたが、カーモデル自体を作った事がなかったので、その完成品は惨憺たる有様でした(笑)。
エアブラシを入手してからは、ガンプラを中心に色々な塗装を試して経験値を積み重ね、その後カーモデルとしては、MATビハイクルを作ったり、戯れに上記のナイト2000・シーズンIIIの塗装をやり直したり(これは大失敗…)しました。そんなわけで、今度こそ、ちゃんとナイト2000を作りたいと思っていたわけです。
時々、通販サイトを見たりしていたのですが、遂に近所のリサイクルショップでLED付きの限定版を安価にて入手。同じシーズンIII仕様ではつまらないので、最終シーズンであるシーズンIV仕様としました。
一応、グロス塗装のセオリー通りに手間をかけたので、それなりに見られる完成品になりました(笑)。今回は苦手なデカール貼りも失敗せず、スムーズに作業出来たと思います。
ターンエーガンダムといえば、放映当時に発売されたキットはなかなかの出来映えで、1/144、1/100共に高水準の完成度でした。
如何せん、ラインナップの少なさと、1/144でのポリキャップ手首等の欠点もあって、盛り上がりには欠けていたように思います。
作品人気に関しては、今日様々な研究が為されているので、あまり触れませんが、とにかく当時はあまり盛り上がらず、後々評価が高まったというのが、その空気感でしょう。確かに、当時は私も序盤で挫折してしまいましたし、後になってDVD等でまとめて視聴した際に、やっとその面白さに気付くといった体たらくでした。
今回HG化されたキットは、2007年にリリースされたMG版を踏まえた内容となっていますが、意外と簡素にまとめられており、当時版1/144キットのハイディテール版といった趣。
ただし、当然の如く前述のポリキャップ手首ではなくなっていますし、関節可動ギミックもより洗練されています。そして、パーツ分割による色分けの細かさ等は、やはり隔世の感があります。
また、今回はプレミアムバンダイ限定販売の月光蝶エフェクトを購入してみました。
個人的に、プレバンで買うのはULTRA-ACT(と気になったS.H.Figuarts)だけと決めているので、プラモ関係に手を出すのは初めてだったのですが、これはいいものですねぇ…。
ファイズと共にリリースされたFigure-rise 6のキットが、このカブトです。
仮面ライダーのライン立ち上げにあたって、プラモデルの質感にマッチした平成ライダーを選択した結果が、これら硬質なメカニカルライダーとなった事は想像に難くありません。また、印象的なギミックを見せやすいという理由もあったのではないでしょうか。
このカブトは、ファイズと同様、塗装が楽な構造が随所に採用されており、シールを利用した手抜き塗装を併用すれば、胴体部分と肩部以外にマスキングが必要な箇所がありません。
また、殆どのフィギュアが成し遂げていない、マスクドフォームとのコンバーチブルを成立させていて、満足度は非常に高いものになっています。マスクドフォームのスタイリングも劇中に近いものとなっていて、正に決定版の趣となっています。
Figure-riseには先行のMG版があり、そこでは1号2号やダブル、オーズといったライダーの展開があったのですが、高価でなおかつサイズも大きいという事で、何となく敬遠してしまっていました。
そんな折、ファイズとカブトがFigure-riseのラインナップに加わるという話を聞いたのですが、実は「Figure-rise 6」なるラインがあるとは知らず、またMGで登場するのだろうと思っていたのです。恥ずかしながら…。
そして、どうやらS.H.Figuartsに近いサイズらしいという事を知った時、これは「買い」だと思った次第。
このファイズのキット、実に良く出来ていて、未塗装でも概ね再現度の高いフィギュアを手に入れる事が出来ます。という事は、塗装派にも優しいキットであるという事。実際にその通りで、ガジェット類の塗り分けといった細部は大変ですが、本体の殆どは各パーツに単色を吹いていくだけでOKでした。
MPサウンドウェーブとカセットロン展開の好評を受けてか、遂に日本版「ザ☆ヘッドマスターズ」からの初MP化として、サウンドブラスターが登場。
当時のトイもサウンドウェーブのリデコアイテムでしたが、今回も当然の如くMPサウンドウェーブのリデコアイテムとしてリリースされました。実際の処、サウンドブラスター本体にリデコ部分は存在せず、新規パーツを同梱する事で再現するという方式がとられており、厳密にはリカラーアイテムという言い方が相応しいです。
私自身はヘッドマスターズに殆ど思い入れがなく、むしろ日本版特有のロボットアニメの匂いが、当時のトランスフォーマーの雰囲気を完全に裏切ったとさえ感じていたクチ(今は和製TFとして楽しく割り切って見る事が出来ますが)なので、サウンドブラスター単体では多分買わなかったでしょう。
しかしながら、ラットバットが付属するとあれば話は別でして(笑)。こうして手元にあるという事は、まんまと戦略にハマってしまったわけです。
いざ手に取ってみると、サウンドブラスター自体のカラーリングも魅力的で、結局ヘッドマスターズをも見たくなってしまうのですから、MP恐るべしといった処。
新規造形のラットバットは、G1トイの造形から離れてアニメのイメージに大幅に近付けられ、これだけでも今回のパッケージを購入するに値するものです(いや、実際には単体で発売してくれた方が良かったんですけどね)。
映画「ゴーカイジャー VS ギャバン」での一条寺烈復活を皮切りに、石垣佑磨さんによる新しいギャバンが登場したり、その劇中で新シャリバン、新シャイダーが設定され、間髪入れず「スーパーヒーロー大戦」シリーズに参戦したりと、にわかに盛り上がりを見せたのですが、その後は沈静化。宇宙刑事ファンとしては、実に寂しい状況となってしまいましたが…。
ここに来て、今度はテレビシリーズに「宇宙刑事」が登場するという情報が!
しかも、ニチアサ枠ではなく夕方枠になるという、とんでもない話になっております。
Gアーマーといえば、その玩具的なシステムやフォルムによって、劇場版では「なかったこと」にされてしまった、不遇の機体。しかしながら、シンプルなシステムであるガンダムに、変形合体の醍醐味を付加する魅力等からファンも多く、MGでもHGUCでも商品化される事となりました。
RX-78-2 ガンダムのHGUC版は2001年5月、GアーマーのHGUC版であるこのキットは2004年10月に発売。HGUCガンダムは、数あるガンダムキットの中でも人気が高く、組みやすさと完成度のバランスは随一と言えるでしょう。
HGUC Gアーマーは、このガンダムの一部パーツを仕様変更し、Gファイターをセットしたもの。劇中に登場した形態全てをほぼ完璧に再現する事が可能な、プレイバリューの高さを誇ります。
ガンダム自体は、合わせ目を消さなければならない部分が割と多いのですが、Gファイターは殆ど合わせ目を消す箇所がありません。Gファイターのフォルムは、劇中設定とギミックを巧く折衷したものとなっており、満足度は非常に高いものとなっております。
現在、ビルドファイターズが盛り上がっていますが、その盛り上がりの一角を担うべく、「オールガンダムプロジェクト」が展開されており、まさかのヴィクトリーがHGUCにラインナップ。
ガンプラは、F91以降モビルスーツを設定上小型化する事により、従来の1/144から1/100に軸足を移してキットの高級化を狙ったのですが、「Vガンダム」では結局1/144のラインが最も充実する事になり、しかも小型であるが故に完成度もそれなりといったジレンマに陥っている印象があります。後半は、小スケールを生かして緻密さを売りにするアイテムも散見され、後の「G」や「W」におけるヒットの礎を築きました。
今回のHGUC化によって、遂に小型モビルスーツにも再度陽が当たる事となり、当時の1/144キットを体験している身からすれば、奇跡のような出来事です。野心的だった当時のキットと比べ、最近のHGUCらしい手堅い作りになっており、正に「組み立てるだけ」で素晴らしい完成品が手に入ります。
オールガンダムプロジェクトのフォーマットを踏襲している為、腕部の関節が設定と全く異なる解釈になっている事や、差し替え変形すらオミットされている等の問題もありますが、基本的にはヴィクトリーガンダムそのもののスタイリング。パーツ形状も印象的な曲面がちゃんと取り入れられています。
トランスフォーマー・マスターピースブランドの第19弾は、スモークスクリーン。
MP-17プロールのリデコ商品としては、既にMP-18ストリークがあるわけですが、アニメ設定的にストリークはプロールと同期のデザインの、いわば双子に近いものであったのに対し、スモークスクリーンは新メンバーとしてデザインされた「全くの別物」。
オリジナルトイは、ダイアクロン時代からのフェアレディZモデルのバリエーションで、三者はディテールを除けばほぼ同じ姿なのですが、スモークスクリーンはアニメ設定が従来のフェアレディZモデルと全く趣が異なってしまった為、妙に強烈な個性が生まれていました。
その個性と人気の程は、バイナルテックの第一弾として選出された事からも窺えます。
マスターピース版となる今回のスモークスクリーンは、フェアレディZモデルをそのまま流用するという前提ながらも、アニメ設定における「個性」を再現する工夫が強く感じられます。
同一の経過を辿っているMPアラートと同様に、個性再現の為の主なリデコ(ビークル再現の為の部分を除く)が頭部と肩部に集中していますが、アラートを遙かに凌駕する再現度となっています。良い意味での野暮ったさを徹底再現したジャミングランチャーと頭部、そして変形ギミックを変更してまで再現した肩部の再現度の高さ。手放しで賞賛出来る素晴らしさです。
勿論、ビークルモードでも特徴あるレーシングスタイルを見事に再現。私が初めて買ったダイアクロンのカーロボがこのタイプだったので、その進化に深い感慨を覚えます。