いやはや、遅くなりました…。
総集編かギャグ編かの二択になりつつあるクリスマス編ですが、今回はギャグ編に近い感覚のライトな一編でした。それでいて、エピローグに少しだけ波乱の展開を匂わせるなど、なかなか鋭い演出が光っていましたね。
ウィザードマイナソー
マジシャンから生まれたマイナソーで、何故かそのマジックでクリスマスの飾りを次々と正月飾りへと変えていくという、意味不明な作戦を遂行。
意味不明ですが、今回のプロットにはなくてはならない存在。ゲストを通じてバンバを怒らせ、ケーキを通じてアスナを怒らせるという勲功を成します。
巨大戦はガチレウスの担当だったため、このマイナソーは等身大戦でぶちのめされるという、報われない最期を遂げてしまいました。
ガチレウス
その巨大戦担当はもっと報われない…。
死んだと思ったら生きていて、大した働きもないままプリシャスに脅されて死地へと送られ、年末のロボ大販促戦にて消耗されるという、なんとも不運なキャラでした。
ワイズルーとクレオンのコンビがあまりにもキャラ立ちしてしまったので、幹部たちがプリシャスすら含めて「その他大勢」になってしまったのは否めないところですね。今シーズン、敵側描写に今ひとつノれないのはこの状態が払拭し難い小規模感を醸し出しているからでしょうか。
小松彩夏さん!
あかりという幼稚園の先生が登場。小松彩夏さん、相変わらずお美しい…。
何故か「リュウソウジャー」は実写版セーラームーン関係者で賑わっていますが、今回もセーラーヴィーナスのネタが随所にあって盛り上がりましたね。
バンバとの関係は全く掘り下げられることなく終わってしまいましたが、バンバのあのうろたえようからすると、浅からぬ関係なんでしょうね(笑)。
バンバ
そのバンバは今回、これまで見られなかった描写のオンパレードで楽しませてくれました。
あかり先生が一生懸命準備してきたクリスマスを奪われ、いつも一歩引いて冷静に物事を捉えている彼が完全に「暴走」する様子は、ギャグの一環としても楽しめますが、バンバの変化を感じさせる効果もあって重層的な魅力がありました。
アスナ
坂本組ということで、サンタのコスプレをフィーチュアされた上に、これまでになく激しいアクションを展開。
このアクションがまた物凄く、アスナがパワーファイターであることを完璧に表現していたので、もう大満足でした。さすが女の子のアクションを撮らせたら随一ですね(笑)。
食い意地からの怒りも「らしく」て満足。多彩な表情も含めて尾碕真花さんの成長ぶりが感じられる一編でした。
次回
次回は新春編というよりはいきなり危機的状況を描く一編っぽいですね。
年末数ヶ月はこんな感じで記事も遅れまくりでしたが、来年もどうぞよろしくお願い致します。