SirMilesのマニアックな日々

バンダイ 1/144 & 1/350 レジスタンスビークルセット

バンダイ 1/144 & 1/350 レジスタンスビークルセット

 最後のジェダイ、Blu-rayが発売されたので見まくってます(笑)。

 ライアン・ジョンソン監督の考えたルーク・スカイウォーカー像と、ファンの期待するそれに乖離があったためか、物議を醸しました。批判百出という印象すらありましたね。

 結局ファンが求めるルーク像は、そのまま劇中のジェダイ伝説と相似であり、本編ではそれをルークの言動を通して否定しようとした…というのが本当のところ(まあ、結果的にルーク自ら伝説と化すことで「反乱の火花」を拡げたわけですが)。

 後は、レジスタンスの面々が「思いつきの作戦」にことごとく失敗し次々と危機を招く展開には、爽快感が皆無という点も受け容れ難かったのでは。その代表の一つであるホルド提督のくだり。私は提督の「困った顔で強気の姿勢」を観れば観るほど好きになっていくのですが(笑)。

 すみません。プラモの話をしないと…。

キットについて

 このキット、「最後のジェダイ」の公開に合わせてリリースされたもので、スケール表記のあるビークルラインとして発売されましたが、実質的にビークルモデルの3点セットです。

 現行のミレニアム・ファルコンと、いわゆる最新メカであるポー専用のブーステッド・Xウイング・ファイターがビークルモデルのフォーマットで入手できるのは、現在のところこのセットのみ。なかなかおトクなセットではありますが、ブルー中隊仕様のXウイングは既に同モデルがリリース済みなので、ちょっとばかり抱き合わせ感がなきにしもあらず。デカールの付属といった付加価値があれば、少し印象も違ったんですけど。

 さて、実質ビークルモデルである上、既発キットのリデコであるため、完成度はすこぶる高いです。

 ミレニアム・ファルコンは、アンテナと下面のパーツが丸ごと差し替えられており、半分以上が新規パーツ。ポー機は追加ブースターのパーツが別途付属しており、ノーマルのXウイングとして組めたりもします。ブルー中隊のXウイングは既発のビークルモデルと全く同じものですが、マーキングシールのバリエーションが選択できるようになっていました。

塗装について

 ポー機ブルー中隊機は、以前のものとほぼ同一の塗装です。ただし、ブルー中隊機の翼のマーキングは、ライン5本ともブルーの仕様としました。

 ミレニアム・ファルコンは、基本色にMr.カラーのライトグレーFS36495を使用しました。ポイントカラーに使った赤、黄、グレーは、適当な在庫を筆塗りしています。

 ファルコンのプリシェードは、より「ポンコツ」っぽく派手目に。塗装図に弾痕などの描き込みが見受けられたのでちょっと真似してみたり。Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックも、すぐ拭き取るのではなく、少し時間を置いたりしました。

各部ショット

 個性的な3機。ビークルモデルの3体セットとはいえ、なかなかのボリューム。ランナー枚数もそれなりになるため、作りごたえがあります。フォルコンは1/350、Xウイングは1/144です。

 EP7以降の仕様となるミレニアム・ファルコン。EP6にて破損したアンテナの代わりに、ブロッケード・ランナーと同型のレクテナを付けたという設定。

 上面は基本的に旧型と同じですが、微妙にカラーリング指定が違っていたり。

 今年は「ハン・ソロ」が公開されるわけですが、さらに昔のファルコンを観ることができるようです。このキットは現在のところ最も遠い未来のファルコンを再現。

 各部のポイントカラーを筆塗りするのは楽しいですね。多数のシールを貼り込む作業よりさらに手間はかかるものの、モールドを潰さないので完成度が上がります。

 下面や側面モールドは新造形。ファルコンは着陸脚の数が時期によって変わります。EP5以降は「5本足」とのこと。

 旧版との比較。アンテナや側面モールドの違いが分かります。

 下面の違いは如実。ハン・ソロが改良を加え続けた跡を伺えていいですね。

 続いてポー機。フロントビューだとノーマル機と殆ど印象が変わりません。

 リアビューだと、追加ブースターが主張。最後のジェダイの冒頭シークェンスで大活躍しましたが、格納庫内で被弾し大破するという悲しい最期…。

 この黒いXウイング、格好良いですよね。BB-8が目立つのも嬉しいです。

 一度作っているので、マスキング等の塗装手順がスムーズに進み、完成が早まりました。

 勿論、ウイングを畳むギミックも健在。旧型Xウイングより翼の厚みが薄いため、速そうに見えます。

 ウイングを畳むとインテークノズルが真円になるというアイディア、秀逸ですね。

 ノーマル仕様と比較。単純にブースターパーツに差し替えられただけですが、ちゃんとパワーアップしているように見えます。例の如く、ノズルにガイアノーツの蛍光カラーを吹いているので、ブラックライトで光ります。

 ブルー中隊仕様はシンプルなイメージが魅力。凄惨なレジスタンスの戦場に少しばかり爽やかな印象を付加するカラーリングです。

 ウイングのマーキング、グレーとブルーの本数で何かを表しているらしいのですが、よく知りません(笑)。

 こちらもウイングを面一にすることができます。手のひらサイズのギミックプラモというタームに燃えます!

 ビークルモデルのリリースも一時期に比べて結構落ち着いてますが、何とデススターがラインナップに加わる予定とか! 何が飛び出すか分からないので楽しみです。

 

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