今回も抜群の面白さ。前回が一応のところ透真編だったのに対し、今回はつかさ編。
既につかさの隠れた性癖(?)は何となく予想されていたとは言え、サブタイトルから受けるミステリアスな雰囲気は見事に裏切られ(笑)、コミカルなシーンを伴う良質な刑事モノとして成立していたのは素晴らしかったです。
ゴーグルリボン!
いきなりルパンコレクションの話になりますけど、今回のあれはどこからどう見てもゴーグルリボンですよね。ご丁寧にゴーグルファイブのワッペンっぽいマークまで付いていました。
これまでも、殿の折神やガンマジンがモチーフであろうと思われるコレクションが登場しており、いわゆるレジェンドのフィーチュアは、この方針で行くわけですね。
ピンクキャラが主役の話なので、巧いモチーフになっていたと思います。
圭一郎とつかさ
今回の萌えポイントがコレ。
訓練学校時代から、互いの行動をよく理解しているというのが、何ともくすぐったいではないですか。
明らかに後輩キャラの咲也が置いてけぼりになっているあたり、絶妙です。
学校時代の回想シーンでは、つかさの優秀さと圭一郎のボケっぷりが遺憾なく描写されていて好感度アップでした。
ちなみに、次点の萌えポイントは、魁利による初美花の頭ポンポンです。
やっぱりつかさはいい!
まだ序盤ですし、今回の「可愛い物好き」はキャラ崩しではなく、設定の範疇なんですけど、前回までに、限られた尺の中でかなり男勝りなキャラを作り上げていた効果が、如実に出ましたね。
面白いのは、男っぽい断定口調がデレている時も変わらないことで、通常の口調は、装っているのではなく普通なんですね(笑)。
つかさと初美花の性格設定は、「チェンジマン」のダブルヒロインに近いように思います。チェンジマーメイドの渚さやかは、可憐な容姿の頭脳派ながら、実は結構サバサバしたキャラ。逆に武闘派のチェンジフェニックスこと翼麻衣は中身がかなりの乙女。「バイオマン」のステレオタイプをシャッフルしたと思しき設定ですね。この対比は結構魅力的なので、是非とも踏襲して欲しいところです。
ちなみに、素面アクションも少しですが披露されました。プロフィール的に体育会系な感もあるので、これからどんどんアクションして欲しいですね。
両戦隊の使い方が見事
とにかく対立させないと…といった、某シリーズのようなあざとさが微塵も感じられないのが良いですね。
初美花がルパンコレクションの情報提供をし、つかさたちが地道に捜査(警察っぽさが素晴らしい)、その捜査の行方を利用してルパンコレクションに辿り着こうとする魁利たち(またまた狡猾!)。そして情報提供の礼と称して初美花にお宝回収の機を与えるつかさ(この辺はやっぱり「姐さん」)。
淀みない流れが実に巧い。多用されるつかさのアップカットを含めて(笑)、何度も見たくなる回になりました。巨大戦で両陣営のロボがリレー形式で登場する工夫も良かったですね。
次回
早くもガジェット追加のエピソードです。年々激しさを増すガジェット導入。その初回をどう料理するかは、結構後々まで影響してくるので侮れません。
見事な取り回しを期待します!