SirMilesのマニアックな日々

バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 02 ハリケーン

バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 02 ハリケーン

 メカコレの仮面ライダーシリーズも順当にラインナップを重ねており、既にこのハリケーンの後に仮面ライダーBLACKのバトルホッパーがリリースされ、まずは人気の高いものを…という意図が伺えます。

 マニアというほどでもないファンからしても、ライダーマンマシンやクルーザー、ジャングラーにカブトローといったラインナップを期待するところではないかと思いますが、とりあえず初期ラインナップの掴みとしてはかなり良い印象です。

 仮面ライダーV3は、仮面ライダー第100話を記念した番組の大胆リニューアルという側面のある、シリーズ中でも特異なポジションにあるコンテンツですが、現在では3号ライダーという肩書を遥かに超越するメジャーな仮面ライダーとして、その地位を確立しています。

 ハリケーンというマシンにしても、主役のV3と同様、前作に比して派手なカラーリングが施され、そのキャラクター性を強調しています。ただ、劇中ではオートバイ戦よりもV3個人の数多い特殊能力をフルに発揮した肉弾戦に主眼が置かれ、ハリケーン自体の印象は前作のサイクロン等に比べると、少々弱くなっているような気がします。それでも商品化の機会には恵まれているわけで、やはり高い人気を誇るマシンということですね。

キットについて

 新サイクロンと同様、白、黒、銀の三色成形。白は新サイクロンよりも真っ白に近い成形色になっています。

 造形に関しては極小スケールにしてこの再現度と言わんばかりの素晴らしさ。細いマフラー、流麗なカウリング、クリアパーツの風防など、個人的には言う事なしです。

 ハリケーンのカラーリングは、主題歌に「青いマシンのV3」と歌われるとおりブルーの面積が広いのですが、あくまで白いマシンの上に青のカラーリングが施されているという構成なので、キットも白いパーツに青いデカールを沢山貼り込んでいくという工程が求められます。

 あまり柔らかくない(裏を返せば破れにくい)デカールを立体的な部分に貼り込んでいくという、相変わらず「無茶振り」な構成も見られるので、その部分はマスキングして塗装した方が幸せになれると思います。今回の場合、フロントカウルの赤い部分と、サイドのV3マークが付いた青い部分が該当します。

 なお、デカールを用いても細かい部分で色々と足りないので、適宜塗装は必要となります。V3本体も例によって真っ黒な成形色なので、カラーリングを再現するとなれば塗装は必須です。V3のアンテナは、余分な部分を折れない程度に切り取りました。

塗装について

 ハリケーン本体はMr.カラーのグレーサフ、ガイアカラーのEx-ホワイト、以下Mr.カラーのモンザレッド、フタロシアニンブルー、ウィノーブラック、シルバーを使用。厳密には赤と青の色味がデカールと違うのですが、トップコートしてしまえばあまり気にならなくなるのでOK(笑)。

 トップコートは、ガイアカラーのEx-フラットクリアーにMr.カラーのフラットベースなめらか・スムースをまるごと投入したものを使用。ラピッドシンナーでそれを吹いた後、レベリングシンナーのみを吹いてさらに滑らかにしています。

 V3は基本的にハリケーンと同色を用い、緑にはデイトナグリーンを使用しました。やはりフィギュアの筆塗りは楽しすぎます。

 ちなみに、ライダーのメカコレは結構目立つ部分に合わせ目が来るのですが、後ハメ加工するのが結構難しいので、そのまま組んでいます。このあたりも小さいのであまり気にならないということで(笑)。

各部ショット

 

 親指サイズとは思えない精巧さ。撮影時にハンドルを持てていないことに気付かないくらいの極小スケールです(笑)。デカールの精度も非常に高く、シャープなデザインにベストマッチ。

 

 バイクとしての主張を担保するディテールが適度に確保されていて、実在感を醸し出します。自然なライディングポーズにも注目。

 ハリケーン単体で。絞り込まれたフォルムが魅力です。SUZUKIのロゴが眩しいですが、許諾とかの情報がパッケージに一切載ってないんですよね…。謎です。

 V3の塗装はとにかく楽しみました。コンバーターラングの継ぎ目の赤いラインとか、V3ホッパーとか…塗り分ける度、実在感がどんどんアップしていく様に痺れます。

 3人ライダーの3大マシン揃い踏み! これが再現できた時点で第一関門(?)突破!

 次の関門は…5人ライダー揃い踏みですかね。劇場版の再現ということで。素晴らしいキット群なので、是非昭和ライダーくらいは完走して欲しいところですね。

 次弾のバトルホッパーも組み立て始めていますが、そろそろウルトラやスター・ウォーズにも手を付けておかないと積む一方なので、色々並行して作業していこうと思います。

 

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