ロディマスコンボイ・ビークルモードの紹介です。
当時のトイでも、ビークルモードの再現度は高く、アニメ本編とほぼ変わらないイメージでした。その分、ロボットモードに皺寄せが…(笑)。
マスターピース版では、スタイリング、カラーリング共にアニメイメージを再現。全体的に、旧トイをそのまま大型化したかのような「大味な感じ」がありますが、「単にデカいビークルモード」も、なかなかの趣があり、迫力満点です。
モチーフとなる実車がないので、ヘンにディテールを施すと既存のイメージを壊す可能性があり、このツルっとした感じは正解ではないでしょうか。
では、ロディマスコンボイ・ビークルモードへのトランスフォーム過程を追っていきます。
ホットロディマス・ビークルモードからトランスフォーム開始。
まず、キャノピーを目一杯開きます。
後部カバーを外します。
外した後部カバーを180度回転させます。
後部カバーをZ字状に畳み込みます。
後部カバーのアームを写真のようにスライドします。このスライド、基部の黒いパーツの角度によっては、非常に固くなるので注意。アームスライド後は、黒い基部を完全に起こすようにします。
黒い基部を完全に起こしておくと、カバーをカチっとジョイント出来ます。これでカバー部が固定されます。
エキゾーストパイプを、ロボットモードの位置に回転させます。
もう一つのエキゾーストパイプも、回転させてタイヤが露出するようにします。
続いてコンテナの変形。
何と、コンテナの下部には、ビークルモードのキャブ部分のカバーが収納されています。
カバーを展開すると、この状態に。この機構には賛否あるようですが、ホットロディマスとの両立という面を考えると、タイヤの大きさ、ボディの形状共にベストの選択は「ホットロディマスを前後逆にして合体させる」事。「ホットロディマスがキャブとして合体する」という醍醐味は薄れますが、プロポーション確保の為には良い方法だと思いますよ。
カバーをバカっと開いて、本体を合体させます。ウィングとコンテナ部のスリットのクリアランスが狭く、ウィングに擦れが出来てしまうのが難点。私はもう気にしない事にしました(笑)。
カバーを閉じ、本体の上からかぶせます。
カバーをガチっとロックして、ビークルモード完成。
マスターピース版では、ビークルモードが「キャンパートラック」という名称になりました。コンボイの「トレーラー」に倣った「フューチャートレーラー」や、その形状からの「キャンピングカー」といった、様々な呼称がありましたが、「キャンパートラック」はその両方を巧く取り入れた呼称ですね。
リアビュー。本当にアッサリしています。ここはもうちょっとディテールが欲しかった部分。
正面。機構が詰まっているという感じがして、充実しています。
キャブ上部の形状に、やや不安定さを抱えているのが残念ですが、やっぱりロディマスコンボイのビークルモードはカッコいいですね。
ビークルモードでのギミックは、キャノピーの開閉のみ。コクピットはかなりアッサリの表現になっています。
というわけで、MPロディマスコンボイの紹介でした。
再販改良版も欲しいところですが、私は自らの細工でかなり良くなったので、このままこの初回分を大事に持っておくことにします。
では、どの部分を細工したかを、その5で紹介します。