SirMilesのマニアックな日々

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 01 ジェットビートル

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 01 ジェットビートル

 「宇宙戦艦ヤマト」で有名な箱スケールシリーズ、いわゆる100円ヤマトが、「宇宙戦艦ヤマト2199」に合わせ現代の技術で復活。価格は上がりましたが、色プラ&スナップフィットという組みやすさ重視のフォーマットと、不足ないディテール再現でヒットしたようです。

 それを受けて、ウルトラメカも同フォーマットで展開しようという、何とも嬉しいシリーズが、この「メカコレ ウルトラマンシリーズ」。低価格のミニサイズながら、徹底した設定考証の結果、的確なスタイリングを実現しています。

 ジェットビートルは初代「ウルトラマン」を象徴するメカニック。「妖星ゴラス」に登場した国連VTOL機が元になってはいますが、既にジェットビートルの方が有名ですよね。

キットについて

 培われたノウハウが注ぎ込まれています。機首から後方に伸びる特徴的な赤ラインは何と別パーツ。翼等もシャープに造形されており、非常に簡単な組み立てで劇中さながらのビートルを手に入れることが出来ます。

 ただし、他の部分はデカールで補う方式。このデカールがなかなかの難物で、カーモデル系の感覚でペタペタやっていると痛い目に遭います(私が下手なだけかも知れませんが)。形状やマーキングの精度自体は完璧です。

 なお、デカールを用いても完璧に補われるわけではなく、主翼端のミサイルや副翼の端のホワイトやレッドは塗装する必要があります。

塗装について

 黒サフを吹き、クレオス基本色のシルバーをベースとしています。赤はクレオスのシャインレッド。よーく見るとデカールとは少し違う色にも見えますが、概ね統一感があるので問題ないでしょう。気になる方は、専用カラーがリリースされていますのでそちらを。

 デカールは結構硬めな質感なので、余白を切り取って貼らないと、かなり苦戦すると思います。どれだけ注意深く貼っても完全密着はしないので(要するに腕が悪いので)、乾燥後にガイアEx-クリアーを厚吹きして研ぎ出しました。塗装で済ませられそうなところもすべてデカールという試練に挑戦しましたので、かなり時間がかかってしまいました。

 ジェットビートルのプロップには、殆どシャドウ吹きされていませんが、今回はシャドウ吹きをしました。ちょっと大袈裟になり過ぎたのは反省。

 コートはガイアカラーのセミグロスクリアーで。ガイアのセミグロスクリアーは初めて使いましたが、かなりグロス寄りに仕上がるので、ウルトラメカにはもってこいではないかと思います。

各部ショット

 ハセガワ製の、実際の航空機を想定した傑作キットもありますが、シンプルな佇まいは正に決定版ビートルと言えるのではないでしょうか。低価格でこれが手に入るんですから、凄い時代になったものです。

 側面ショットも劇中プロップを彷彿させるスタイリング。主翼のシャープさが分かります。

 後方より。劇中から受ける印象よりも意外に主翼が主張していますね。主翼のデカールは重ね貼りする方式なので、かなり注意深く作業する必要があります。研ぎ出しが一部不完全なのを露呈…。

 下面。本来ハッチ状のモールドはないのですが、差し替えギミックがあるのでこのような構成に。わざとハッチらしくシャドウ吹きしておきました。テレスドンにナパーム投下を行ったりしているので、ハッチ自体の設定はあるんですよね。

 ディスプレイスタンドが付属。シルバーの成形色ですが、雰囲気重視で黒サフを吹いてセミグロスクリアーでコートしました。ちょっと上向きの角度が付いていて格好良いです。

 アオリ構図にすると物凄く格好良いです。これが定価500円ですよ(笑)。

 シーボーズに対処する際に使用したワイヤー発射装置が付属。あまり印象に残らない装備ですし、塗り分けが面倒だったのでシルバー一色です(笑)。

 感激は薄いですけど、パーツ精度の高さには感動します。

 ULTRA-ACTの初代マンと。平手を出すのが面倒臭かったので、握り手のままですが…(笑)。劇中と比べると、ビートルがオーバースケール気味ですが、雰囲気はいいですね。

 この記事を書こうとしながら後回しにしていて、その間にウルトラホーク1号とかXウイングを完成させてしまいました。メカコレフォーマットは純粋に「色付け」を楽しめるので、連休の間に完成品を増やすのにもってこいですね。

 

モバイルバージョンを終了