R2-D2 & R5-D4に続いて、C-3POです。
C-3POとR2-D2の名コンビは全作で見られ、恐らく次回作「フォースの覚醒」でも見る事が出来るでしょう。人間に理解出来ない電子音で意志を示すR2と、それを翻訳して我々に説明してくれる3POのコンビは、いわば狂言回しですが、独特のキャラクター配置によって強烈な印象を残します。
バンダイのスター・ウォーズキットは、R2だけでやめておこうかと思っていたのですが、やっぱりこの3POと並んでいる処が見たくなり、某家電量販店のポイントを駆使して購入。メッキキットなので、他のキットよりも割高となっています。
キットについて
1/12スケールという事で、以前のFigure-rise 6シリーズのフォーマットが生かされた形となっています。大多数のパーツがメッキなので、塗装の手間が少なく、完成までの時間はかなり短縮出来ます。
元々のデザインが可動に向かないものなので、このキットも可動はかなり制限されていますが、そもそもC-3PO自体派手に動くドロイドではありませんので、イメージを損なう事はありません。
造形に関しては、私はディープなマニアではありませんので細部まで評価出来ませんが、少なくとも劇中から抜け出してきたかのような完成度ではないでしょうか。メッキパーツのヒケ等も見当たりませんし、パーツ精度もかなり高いと思います。
メッキパーツの大部分にはアンダーゲートが採用されており、ゲート痕が極力見えない構造になっています。ただ、所々地の色が見える箇所がどうしても出てくるので、そこはメタリックカラー等で補うと良いでしょう。
塗装について
メッキパーツはそのまま使用。ただし、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンで適度に汚しています。Mr.ウェザリングカラーとその薄め液は、やりすぎなければメッキを侵しませんが、不安だったのでランナーで実験してから塗りつけました。
頭部は、内部にデカールかシールを貼って眼を表現する仕様になっていますが、組んでみると黒目の決まり具合がイマイチだったので、キャラクターフレッシュ等で塗装しました。
腰部は塗装しなくてもシールやデカールでイメージを再現出来ます。ただ、質感が良くないのでやはりここは塗装で。ケーブルを塗り分けるのは大変ですが、印象が物凄く良くなります。
可動仕様の腕部は、シリンダー状のパーツが軟質素材となっているので、こちらはMr.メタリックカラーのラフゴールドを吹いています。小パーツということもあって、ウェザリングカラーをかけると、メッキ部品と遜色ない仕上がりとなります。
各部ショット
フロントビュー。もう正にC-3POです。このレベルの完成品は、高額なフィギュアでしか入手出来ませんでしたが、これプラモデルですよ!? いい時代が到来したものです。
リアビュー。シンプルながら機能的なデザインですよね。膝裏のケーブルもデカール等ありますが、頑張って塗り分けました。なお、膝裏にはフルメッキの代替部品も付属し、別バージョンを再現可能です。
右手をコムリンクの握り手に、左腕を可動仕様に換装。可動仕様とは言え、大して動きませんが、劇中もこの程度だったので全く問題ありません。
エピソード6のダメージヘッドや、エピソード4の制御ボルト付の胸部が付属。ダメージヘッドの目のパーツや制御ボルトは、劇中準拠にする為には塗装が必要です。
最後にR2-D2との名コンビを再現! もうこれが出来れば言う事なしですよね。バンダイさん本当にありがとう…という感想しか出てきません(笑)。
ちょっと値段は高めですが、最近のガンプラのMGよりは安いですし、メッキだから塗装もあまり必要ないので、ファンの方ならば必携ではないでしょうか。ここまで来たら人間キャラクターも出して欲しいですねぇ。