2011年3月20日、「第2回 徳山高校吹奏楽部定期演奏会」に行って参りました。
母校である山口県立徳山高等学校の吹奏楽部は、近年非常に高い評価を受けています。6年連続で県のコンクールにて金賞を受賞、そして、中国大会に2年連続出場を果たしています。
私は吹奏楽部には所属せず、その隣の隣に部室のある演劇部で、青春を浪費しておりましたが(笑)、まぁ一応、軽音楽部でもそれとなく活動してたし…って、結局、吹奏楽部とは何の接点もなかったのですが。
いや、高校総合文化祭では、徳山高校の軽音精鋭チーム(?)として、吹奏楽部と共にシンセを弾きました。本番ではかなり音ミスしましたが…。
徳山高校吹奏楽部との一番の関わりは、やっぱり前顧問の椎木先生に大変お世話になったことです。当時、作曲家になりたかった私の相談に、色々と真摯に向きあって下さいました。結局、先生のご期待には添えられぬままですが。
ちなみに、私が音楽の授業で、使っていたミュージック・シーケンサーを先生に紹介したところ、直後に高いシステムを買い揃えられたので、羨ましかった覚えが(笑)。
残念ながら、先日、椎木先生は亡くなられました。
非常にユニークな天才肌の先生だったので、後を継ぐ顧問の先生はどんな方なんだろう、と興味がありました。
現顧問の熊野先生は、2006年度より指導なさっているそうですが、トランペットの名手とのこと。おぉっ、また凄い先生が来られたもんだと思いました。
今日の演奏を聴いたところでは、熊野先生のスコアリーディングは緻密な印象。木管がストリングスに近似する音色の組み立てなど、印象派な面も見受けられ、吹奏楽というより一般的なオーケストレーションという視点で、トータルな完成度が非常に高かったように思います。
勿論、その高度な要求に応える部員の皆さんも素晴らしかったです。何か、めちゃくちゃ練習しているのが分かり、そして活き活きと演奏してました。感動しましたよ。
休憩等を挟み、トータルで2時間30分の公演だったのですが、最終メドレーの一部分にやや音のバラツキがあり、課題としては長丁場の演奏における集中力の持続くらいか。
ショーとしての見せ方も非常に良く準備されていて、飽きさせない工夫が随所にみられました。
あとは、音楽家でも評論家でもない私が、物凄く失礼を承知で意見するならば、既にダイナミクスやアーティキュレーションが緻密(この辺りは進学校らしい頭脳派)なので、歌心をプラスしては。
メロ担当楽器は自ら地声で、朗々と歌ってみると、アゴーギクを含めて演奏力が上がると思います。私は学生時代に、カラオケに頻繁に行くようになってから、歌モノインストを巧く弾けるようになりました(笑)。
私も子ども二人を連れていきましたが、しっかり聴いていましたよ。ホントに素晴らしかった!
来年も是非足を運ぼうと思います。
頑張れ!徳山高校吹奏楽部!
当日のステージの様子は、大先輩にあたる方のブログに↓↓
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