大スケールのキットを作るのは、小学生の頃に「光るジャンボ合体・ダイオージャ」を作って以来です(笑)。
このキット、もうかれこれ10年以上前に買って中途半端に組み立ててみたものの、そのまま押し入れに放置されていたもので、ようやく重い腰を上げた次第でございます。
1/24と言えば、先にナイト2000を作った事もあって、どうせならカーモデルに近い塗装をしてやろうと企んだわけでして、後はちゃんと素立ちくらいは出来るようにしようと、あれこれ工作に勤しみました。
結果としては、塗装も工作も中途半端になりましたが、まぁとりあえずデカいキットを綺麗に作ったという点では満足しました。
キットについて
旧キットのダンバインシリーズの中では最高傑作キットと称されています。確かに、プロポーションは他のスケールのものとは比較にならない程良好です。ただ、かなりヒーローロボット体型にアレンジされていて、肩幅が広く、頭部が小さいといった難点もあります。私は当時の空気が感じられて好きですけど。
各部の形状は、曲面主体のオーラバトラーを的確に表現していると思います。
最大の難点は、次に挙げる「関節」ですねぇ。
関節について
このキット、先の1/60ガンプラが既にポリキャップ使用のキットであったにも関わらず、何故かオールプラ製となっていて、ヘタリは確実。
なので、首、肩、股、足首については、ポリパーツの余りランナーや、イエローサブマリンの「関節技ボールジョイント」に換装しています。ただ、それでもやはり強度不足は否めない処で、素立ちが精一杯となってしまいました。この辺は経験不足が思いっきり出てしまいましたねぇ…。
なお、「関節技ボールジョイント」は実に丈夫なのですが、使い処が結構難しく、径自体をノギスで測るようにし、そのものズバリの径のピンバイスを用意して、適確な工作を行わないとダメです。まぁ、それに気付いたのは完成させた後だったんですが。
塗装について
まず、グレーサフの上に、ガイアカラーのEX-ホワイトを吹いて下地としています。
薄いブルーは、ガイアカラーのラベンダー、濃いブルーは、同じくガイアカラーのパープルヴァイオレット。設定色としては、両者共もっと青寄りですが、ここは勝手なイメージで。ピンクは余っていたダンバインカラーからチョイス。イエローはガンダムカラーから適当なものを選んで塗っています。
緑の部分は、いわゆる「外装」とコントラストを付ける為に、黒サフの上から黒立ち上げで「ザクのグリーン」を吹いて、つや消しコートとしました。爪部分のホワイトはいわば「黄立ち上げ」とし、少しだけ生物感を。ウチの犬の爪を参考にしました。
「外装」は、その後、クレオスのGXスーパークリアーIIIを厚吹き。気になる箇所は所々コンパウンドで磨いたりしていますが、殆ど吹きっぱなしです。
各部ショット
フロントビュー。股関節と足首関節を「関節技ボールジョイント」に換装し、肩部関節を少しだけ上に上げた効果は、それなりにあったのではないかと思います。
リアビュー。粒子が噴出する箇所はメタリックカラーとしました。オーラコンバーターは、キット素組だと重さで上に展開出来ないので、多少不格好ながら、付け根に「関節技ボールジョイント」を使用。
頭部には元々ムギ球が仕込めるようになっています。今回は、ハイキューパーツのLEDを仕込んでみました。
オーラ・ショットは二つ付属しており、両腕に装備出来ます。弾倉の着脱も可能です。これを装備すると、重量の為両腕が上がらない(笑)。
関節がイマイチになってしまったので、この程度しかポーズが付けられないという…。一応オーラソードを構えています。
ハッチを開閉可能。コクピットはモニターにクリアパーツが使われている等、なかなか良く出来ています。1/24スケールのショウ・ザマとチャム・ファウも付属。
頭部造形は、設定よりもロボット寄りになっている印象。このキットの著しい特徴になっていると思います。
おまけについているチャム・ファウ。目のデカール等は付属していないので頑張って描きました。造形自体は良く、実はメインのダンバイン本体より気合いが入っているのではないかと(笑)。
チャム・ファウのリアビュー。片方の羽根に接着剤が流れ込んでしまい、曇ってしまいました。