終着駅「輝いているもの」

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 終着駅。

 一年間にわたる長い旅路が終わりました。

 その軌道は直線ではなく、所々曲がりくねってはいましたが、ちゃんと環状線的なまとまりを見せて終わりましたね。

 最後の最後に、溜めさせていた涙を搾り取る構成は見事の一言。終わりよければ全てよしという常套句が霞む程、情感に溢れたクライマックスとなりました。

第46駅「最後の行き先」

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 この日曜日〜火曜日まで忙しくて更新出来ませんでしたm(_ _)m

 今回を含め、遂に残すところ後二回。諸事情により、先週は特別編成による放送休止となった為、年間スケジュールが一週ずれる事になりました。

 最終話に向けて、一気呵成に突き進む...といった趣よりも、むしろ追い詰められていくライトの絶望感が強調されるという、シリーズでも稀に見るhopelessな展開。勿論、ミオを中心とした「子役組」が、トッキュウジャーとしての記憶を取り戻していく...という希望的視点もあって、終盤は盛り上がります。しかしながら、ゼットの強大な闇に飲み込まれるという終わり方をする為、やはり重い。

 最終話は、どうしても予定調和を迎えざるを得ない構造上、最も面白いのは最終話の一話前になるわけですが、ここまで絶望感を強調されると、単純に「面白い」という感想を添え難い(笑)。

第45駅「君が去ったホーム」

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 最終4部作の第二弾。前回がググッと状況を変えてクライマックスへと招待するダイナミックな内容だったのに対し、今回は叙情性に訴える内容に。

 様々な面でキャスト陣の集大成となっていて、特に芝居の面で大変見所のある内容になっています。

第44駅「昴ヶ浜へ」

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 いよいよクライマックス。今回を入れて残り後4週。前回がややバラエティ編寄りでしたから、今回より「最終4部作」という事になるかと思います。

 幕開けに相応しく、サブタイトルもセンセーショナル。シャドーラインの本拠が昴ヶ浜だったという衝撃は、既に昨年中に提供されていた為、今回は「舞台に関する種明かしのインパクト」よりもキャラクターの動き方で衝撃度を高めていく構造を採用しています。さらに、飛び込んだ処がたまたま昴ヶ浜だったクリスマス編とは異なり、今回は自ら昴ヶ浜であるキャッスルターミナルへと飛び込んでいくという、最終決戦の常套句を応用した展開が見られ、そのスリリングな雰囲気に圧倒される事となりました。

第43駅「開かない扉」

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 本年も何卒よろしくお願い致します。

 というわけで、新年一発目のお話は、年末編に続いてあまり新年っぽくないエピソード。ただし、「新春編」に相応しい1月4日は放映休止だったので、やや遅れた今回をいかにもな新春編にしなかったのは正解でした。

 内容としては、敵の珍妙な作戦に翻弄されるという、一話完結編のお手本のような作りなのですが、意外にもヒカリとカグラの家族について丁寧な描写が盛り込まれたり、ライトとゼットの関係に踏み込んでみたりと、後の展開に対する段取りが巧みに行われており、充実度は非常に高いです。

第42駅「君に届く言葉」

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 クリスマス編で一旦のクライマックスを展開したので、今回は順当に総集編的な色合いを持つ年末総括編となりました。

 総集編のような趣向では、過去の映像をバックにメンバーが喋り倒すというパターンが多く、それはそれで番外編っぽさも出て来て面白いのですが、今回はクリスマス編で昴ヶ浜の状況が判明した事もあり、その感情を引き摺ってやや暗めのトーンに。年末でここまでトーンを落としていいものかとビックリしましたが、終盤は半ば無理矢理盛り上げるバラエティ編と化し、ある意味「トッキュウジャー」の特徴を浮き彫りにしてしまったようでもあります。

第41駅「クリスマス大決戦」

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 文字通り、クリスマス三部作のクライマックスとなるエピソード。

 前回が危機的状況を煽る「転」を全面的に担っていたのに対し、やはり今回は「結」。しかしながら、雰囲気的には前回の「鬱展開」を大いに引き摺っていて、最後の取って付けたような巨大戦にのみカタルシスがある感じになっています。

 とは言え、グリッタとゼットを巡る様々な思惑が収斂していく様には、別種の快感が感じられました。年末編は、最終話かと思うような盛り上がりを見せて、年明けから失速してしまうパターンも散見されますが、今回はシリーズ構成としても妥当な盛り上がりを持ってきたと思います。

第40駅「誰があいつで あいつが誰で」

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 クリスマス編の第二弾。色々と仕掛けを盛り込んで盛り上げてきました。

 中編ということもあってか、基本的に所謂「鬱展開」になってはいますが、それぞれに気合いを込めた芝居がぶつかり合うドラマの部分が、非常に充実しているのは、その鬱展開ならではといった処でしょう。「こう来たか」と思わせる部分もいくつか織り交ぜられていて、ギミック寄りの視点でも充実していると思います。

第39駅「終わりの始まり」

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 年末という事で、シリーズとしても色々な意味で盛り上がりを演出していく時期となりました。今回は、その前哨戦といった趣。

 今回は、明がシュバルツとの約束を果たすべく、レインボーラインから離脱するというトピックをメインとしています。クリスマス時期特有の「闇減り」と呼ばれる現象を設定する事で、シュバルツの「好機」を印象付け、更にはシャドーラインの静かな内部抗争を盛り上げています。

 グリッタの新規となるセリフがあり、いよいよ日髙さんの本格的再登板も近いと思わせてくれます。まだどうなるか分かりませんけど。

第38駅「映画つくろう」

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 前回の意外性を孕んだ展開とは打って変わって、完全なるギャグ編。一応、カグラがメイン? しかし、ヒカリも目立っています。

 やはり撮影所を舞台とするお話は、非日常の異空間という雰囲気なのか、ギャグとは相性が良いようで。ただし、今回は結構スベってますが(笑)。

 なお、スパイス程度ではありますが、ミステリー調の展開も含まれていました。