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置換構成体

 置換構成体は、置換の柔軟性を向上させる有効な重要な要素です。

 以下の置換構成体は、置換文字列でのみ使用できます。

置換構成体 説明

$number

 ( ) でnumber 番目にキャプチャされた文字列で置換されます。

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
(.+)FO
置換文字列:
$1MA

を適用すると、 大きなUMAを見た に置換されます。

 $0 は検索文字列にマッチした文字列全体をあらわします。

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
(.+)FO
置換文字列:
$0MA

を適用すると、 大きなUFOMAを見た に置換されます。

 number の後に数字が来る場合は、グループ番号を明確化するために { } で囲みます。

 0123456789 という文字列に対し、

検索文字列:
(.+)45
置換文字列:
${1}89

を適用すると、 0123896789 に置換されます。

${name}

 (?<name> ) でキャプチャされた文字列で置換されます。

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
(?<capture1>.+)FO
置換文字列:
${capture1}MA

を適用すると、 大きなUMAを見た に置換されます。

$$

 $ そのものをあらわします。

 置換文字列では $ が重要な意味を持つ為、$ そのものに置換したい場合には、この表記を使う必要があります。

$&

 検索文字列にマッチした文字列全体をあらわします。$0 と同じです。

$`

 検索文字列にマッチした場所の前にある文字列全体をあらわします。

 行モードには関係なく、あくまで文字列全体の先頭からマッチ位置直前までになります

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
UFO
置換文字列:
$`未確認飛行物体

を適用すると、 大きな大きな未確認飛行物体を見た に置換されます。

$'

 検索文字列にマッチした場所の後ろにある文字列全体をあらわします。

 行モードには関係なく、あくまでマッチ位置直後から文字列全体の末尾までになります

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
UFO
置換文字列:
未確認飛行物体$'の

を適用すると、 大きな未確認飛行物体を見たのを見た に置換されます。

$+

 最後にキャプチャされた文字列をあらわします。

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
(U)(F)(O)
置換文字列:
IS$+

を適用すると、 大きなISOを見た に置換されます。

$_

 文字列全体をあらわします。

 大きなUFOを見た という文字列に対し、

検索文字列:
見た
置換文字列:
、それはそれは$_らしい

を適用すると、 大きなUFOを、それはそれは大きなUFOを見たらしい に置換されます。


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2008/11/19 wrote; by SirMiles

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